2月11日「ナインの会@東京目白が丘教会」開催報告

今回は、礼拝の説教者に長年自死対策、自死遺族支援に取り組まれ、第一人者であられる斎藤友紀雄牧師をお招きしました。
予想を超えた40名弱の出席となりました。
大半は首都圏にお住まいの方でしたが、北海道や沖縄から出席した遺族もおられ、夫婦、また家族一同揃っての参加、また予約なしの駆けつけ参加も多く、普段から教会に通ってはいるものの、なかなか通常の教会生活では吐き出しかねる心情を吐露することができました。
分かち合いのルールは、
自助グループの原則に則り、誰も「先生」にはならない、輪を囲んでそれぞれの想いを共有すること。
この場で聞いたことを一切、他の場所で話すことはしない、というお互いの約束のもと、
安心して語り合うことができます。
家族の自死に伴う複雑多岐にわたる思い、疑問、悲しみ、それらのすべてを安心して分かち合える場が必要とされていることを改めて実感しました。
自死にまつわる疑問への回答、そして生き方は、結局、自分で見出すしかないけれど、その時、傍に「仲間」がいると孤独の中から救われる思いがします。
お気持ちを話せた方も、涙の中で言葉が出せなかった方も、どの方にも等しく、神様のいやしやねぎらいの精霊が降り注いでいたことでしょう。
★礼拝★
1、黙とう
2、讃美歌7番
3、聖書朗読 「フィリピ4章10~14節」
4、祈祷
5、メッセージ「ありとあらゆる境遇に処する —自死遺族の弱さと強さ」斎藤友紀雄牧師
6、祈祷
7、讃美歌355番
8、献金
9、頌栄 「頌栄541番」
10、祝祷
祝祷の言葉として、「願わくば、ここに集う遺族の上に、また、亡き方々の上にも主イエス・キリストの恵みと、神の愛と、聖霊の交わりとが、共にあるように」といただいたことは、そこにいる遺族のこころに大きな救いと慰めを与えたことと思います。
全国に散在する5名の世話人は、この機会に首都圏にも世話人が生まれることを祈っていましたが、終了と同時に初参加者から3人の方からお申し出があり、東京でも再度、ナインの会が続く、希望の光が得られました。皆様の強い想いを神様が汲み取って下さり、新たな道を開いて下さったのです。次回のお知らせはまだ先にはなりますが、このつながりにご期待下さい。
【ナインの会にご参加くださった方へお願い】
参加後のご感想、ナインの会に対する今後のご希望などをお寄せ下さると幸いです。
メール:chris@chiisanaippo.com までよろしくお願いいたします。