広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

0000482318.jpg

活動の主旨と主な内容月次活動報告 ≫ 11月の活動報告 ≫

活動報告

11月の活動報告

≪自死遺族の希望の会≫

 開催日:11月8日(日)
 場 所 :常設型傾聴スペース「こころのともしび」
 参加人数:7人
 当日の様子:

  久しぶりに来訪された方が1人、初参加の方が1人。
  久しぶりの方に「この場があることで救われた」と言われ、苦しいながらも続けることの意味を実感した。
 初参加の方はまだ日が浅く、自責の想いが強く、痛ましい。同じ関係で同様の想いをした方の経験が参考になったようだった。
 その気持ちを共有しながらも、少し心の落ち着いた遺族が受け止めるのも当事者の会のよさと感じた。

  軽食会では、持ち寄りのお菓子がたくさんならび、和やかな雰囲気になった

 軽食会:かぼちゃの甘いスープ、パン、差し入れのお菓子
 

≪うつ症状のある方、またはその家族の会≫

 開催日:11月21日(土)
 場 所 :日本キリスト 教団 広島教会 
 参加人数:7人
 当日の様子:

 初参加の方が3人。ご自身の心のコントロールが難しいことに悩む方は、同様の経験から乗り越えた方の話が参考になった、と言われた。配偶者の心が理解できない、という方も来られ、心の内を吐露できる場所があって救われるといわれた。 
  軽食会:かぼちゃの甘いスープ、スコーン
 
≪こころのともしび 活動実績≫

  開所日:26日 来訪者:96人 個室傾聴回数:20回 占い、整体:42回 昼食提供数:111食

※初めは傾聴の目的で来られた方が、整体や占い、昼食などで気軽に、週に複数回来るケースも増えてきた。
 毎回重い話を聞くことばかりが「こころのともしび」の役割ではなく、孤立している人が人とのふれあいを求めて、ふらっと立ち寄る場所として、この場所が役に立つのであれば本望であると感じた。

※11月22日に、浅田病院の渡邊直樹先生による「こころの悩み相談会」を開催したところ、9人もの大人数の参加があり、1人20分であったが、予定時間をはるかに超え、次々に相談をされた。

※11月28日に、第2回「子どもとも向き合い方」勉強会を行った。前回より参加者が増え、スタッフも含め、14人で学んだ。第1回以上に参加者との対話をゆっくりととり、前半の講義でも、参加者と質疑応答をしながら進めた。後半のグループワークでは、参加者が親としての苦しい想いをゆっくり語れるように分かち合いの時間をゆっくりとったため、予定時間を1時間以上超過したが、参加者同士が励まし合う場面もあり、満足して帰られた。

※勉強会終了後、塩山先生を囲むスタッフ勉強会を18時から開いた。
前回以上に、具体的な相談事例をもとに、個別のケースについての質問が多くなり、塩山先生も丁寧に答えられていた。
スタッフの発想にない、クライアントの深層心理を分析しながらの指導があったことは、今後の傾聴に大いに役に立つものであった。

2015年12月07日 20:08