24時間自死遺族無料法律相談
新型コロナウイルスの第3波が押し寄せ、労働者の雇止めや人員整理が引き続き行われ、自営業者の経営状況も改善されないなど、人々の生活不安が広がっている状況です。さらに、今後、経済状況の悪化はますます広がっていくおそれがあります。
このような厳しい状況の中、自死遺族支援弁護団においては、官民共同で自殺(自死)が起きないよう最大限の努力をするとともに、万が一自殺(自死)が起きた後の対応も適切に行い、遺された自死遺族の方々の不安に対応していく必要があると考えています。
そのため、自死遺族支援弁護団では、2021(令和3)年3月13日(土)昼12時から翌同月14日(日)昼12時までの24時間にわたり、自死遺族の方々を対象に、電話とLINEによる無料法律相談を実施します。
自死遺族の方々は、取り巻く環境や心理的な問題などにより、なかなか相談できないという状況の中にいます。そこで、自死遺族支援弁護団では、24時間いつでも相談に応じることで、自死遺族の方々に「安心して」「昼でも夜でも」「24時間相談したくなったら電話でもLINEでも相談できる」と考えております。今回の無料法律相談においては、自死遺族支援弁護団に所属する弁護士約10名が24時間電話とLINEで相談に応じることになっております。できるだけ多くの自死遺族の方々にご利用いただき、自死遺族の方々が背負っている問題を整理し解決していきたいと考えております。
※自死遺族支援弁護団は、自死遺族の方々のおかれた状況に配慮しつつ、医療関係者、NPO、行政などと連携をとりながら、法的支援を行うことを目的として2010年12月に結成されました。現在、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡など約40名の弁護士によって構成されています。
また、自死遺族支援弁護団では、https://jishiizoku-law.org/にHPを開設し、自死遺族の方が抱える法律問題についてわかりやすく説明するとともに、当弁護団への相談方法についても記載しております。ぜひ自死族支援弁護団のHPもご覧いただきますようお願いいたします。