広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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新聞掲載記事

2014年6月19日 読売新聞に掲載されました

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記者の方が送り状に書いてくださった言葉
「人が生きようと思えるのは、自分が必要な人にとっての<必要な存在>となれた時ではないでしょうか」。。。
本当にその通りです。
この場を借りてありがとうと申し上げたい。

2020年4月8日中国新聞

2020年4月8日中国新聞

11月4日「洗心」欄に投稿記事が掲載されました

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投稿までのいきさつは11月1日の「ブログ」に書いたとおりです。
必要な方の目にふれ、心に届くことを祈ります。
また、期待を裏切らない会であるように頑張らないといけないと
気持ちを引き締めています。

PDF版はここから

2013年1月21日 中国新聞「洗心」欄に紹介されました

自死遺族やうつ経験者 来月、広島にグループ

前向きの道 語り合い探る
  教会拠点 音楽療法も

(本文)
「自分たちのようにつらい思いをしている人たちの支えになれたら」と、自死遺族や心の病を体験した人が運営主体となる自助グループが来月、広島市に生まれる。「『小さな一歩』ネットワークひろしま」。自らの体験を打ち明けながら、似た境遇の人の話に耳を傾ける集いを開く。音楽療法などもも用いて、一人一人が前向きにいきていける道を共に探すのが目的だ。(伊東雅之)

 中心になるのは、代表を務める米山容子さん(54)=広島市西区。活動拠点の一つ、中区大手町5丁目の日本基督教団広島教会(武田真治牧師)で、2月16日の発足に向け、3人の仲間と一緒に運営スタッフとして準備に励む。
 米山さんは、2011年6月、25歳の長女を自死で亡くした。周囲の人間関係を苦にした死だった。最愛の娘を亡くした悲しみに苦しむとともに、娘を救えなかった自分を責めた。「これじゃいけない」と立ち直ろうとしても無駄だった。
 
聖書 心を楽に

 知人たちも「元気になった?」「あなたが元気にならないと娘さんも報われないよ」と声をかけてくれた。励ましてくれているのは痛いほど分かったが、そうした言葉が逆に心に突き刺さった。
 「愛する人を亡くした者の心の傷は、時間がたっても完全に回復するものではなく、その苦しさは経験者でしかわからない」と知った。
 そんな米山さんの心を楽にしてくれたのが、姉の勧めで通うようになった広島教会での説教や聖書の言葉だった。「行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす」「どこかの家に入ったら、まず、『この家に平和があるように』と言いなさい。平和の子がそこにいるなら、あなたがたの願う平和はその人にとどまる」という「ルカによる福音書」の言葉は、とりわけ心に残った。「同じような苦しみを持つ人の力になりたい」との思いが湧き上がり、長女の一周忌を機にに自助グループの設立を心に決めた。
 2年前に自死で長男を亡くした久保敬子さん(54)=中区=たち知人を介して知り合った自死遺族と、うつ傾向にあった友人が賛同。「キリスト教の精神にも通じる」と広島教会も協力してくれることになった。


活動は3本柱

 活動は、同教会を会場とする「自死遺族の希望の会」(偶数月の第3土曜午後3~5時)、「『うつ』など心に病を持つ方の家族の会」(奇数月の第3土曜日午後3~5時)と、中区幟町の事務局で個別に悩みを聞く「心の語り場」(毎週火-木曜午後6~8時)の3本柱でスタート。

 「希望の会」「家族の会」は、似た悩みを持つ同士が思いを語り合う。さらに音楽療法士でもある久保さんを指導役に、音楽療法を受ける時間なども設ける。「私が聖書の言葉で癒されたように、それぞれに心に響くものがあるはず。参加者の希望も聞きながら、一人一人が心癒され、前向きになれるものを一緒に探していきたい」と米山さん。癒しにつながる宗教思想なら宗派を超えて参考にする予定だが、勧誘などの宗教活動とは一線を画す。
 「同じような悩みを持つ人ならだれでも気兼ねなく立ち寄れる会に」。こうした願いからホームページを立ち上げ、NPO法人申請の準備も始めている。
 参加費はそれぞれ茶菓代300円。「希望の会」「家族の会」は食事会(千円)もある。
 事務局 info@chiisanaippo.com