広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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ブログ風 日々のつれづれ

「つまらない話」をするための場所です。

色々な方の話をお聞きしていると、最後に「私のこんなつまらない話を長時間聞いてくれてありがとう」
と感謝の言葉をいただき、
驚いてしまうことがあります。

「つまらない話」の反対は「つまる話」?
「話を詰める」とは話し合いの、何らかの結論を決める、ということですよね。
言い換えると、『何かの結論が出ないと意味がない話し合い』」。

そんな「つまる話」ばかりで疲れた人が、ここにお話しに来ているように思います。

「詰め将棋」「追い詰める」「詰めの議論」「行き詰まる」、、、、
“つまる”には、窮屈で余地が狭いイメージがあります。

これこそが、いまの世の中で多くの人を苦しめていることのように思えます。
特に、小さな一歩にお話しに来られる、働き盛りの年代の人は仕事、家事育児、高齢者の介護、生計、将来の不安、、、どっちを向いても“詰んでいる”ことが多く、逃げ道や隠れ場所がありません。

日々の生活では、いつも「話を詰める」意思決定に迫られる毎日。

だからこそ、このような「結論が出ない話を延々と気兼ねなくできる場所」が必要かな、と。

「つまらない話」、どんどんしに来てください。

という話を、先日中国新聞の記者の方にしました。

今日の朝刊に載っています。
2016年06月29日 08:40