不思議なご縁がつながって青森で講演しました
先週末の日曜日、青森いのちのネットワーク」主催
「こどものココロを聴くために~人と人とのつながりを考えるフォーラム~」に招かれて、
はるばる2泊3日の旅で青森市まで行きました。
きっかけは、「こころのともしび」で隔月、「精神科医のこころの相談」を担当いただいている渡邉直樹先生がもともと、青森県精神保健福祉センターの所長として自死防止活動にご尽力されていて、
今も青森県や東北地方の諸団体と連携し、自死防止活動や、東日本大震災被災者の方の「心と体の健康」サポートのために積極的に動かれている、
その先生が、広島で浅田病院に勤務されておられた。そして「こころのともしび」の活動を知り、ご縁をつないで下さった。
なんと、人と人のつながりとは不思議なものでしょう。心を同じくする人のつながりは地理的距離を軽々と超えてしまうのですね。
フォーラムでは、小さな一歩の今までの歩みを40分くらいお話ししました。
最後に、
「心に苦しみがある人を支える家族。家族も心が行き詰ることがある。
その行き詰まりを支える、地域の活動団体や身近な人々。
その人たちも、当事者や家族を支えられないジレンマや、自分の能力力量の至らなさに行き詰ることがある。
その人たちの、行き詰まりを支える、地域にいる福祉や心理の専門家。
このように、『行き詰まりへの支え』が複層化することが大切なのではないでしょうか。
誰も「一人で抱える」ことがないように。」とお話ししました。
これは私の心からの実感です。
小さな一歩の活動、こころのともしびの運営をしながら、自分の心がパンパンになっていることがあります。
先日、塩山先生の指導を受けたときに、
先生の一言で、「がんばらなくてはいけない」と固くなっていた肩の力が抜けて、ふっと心が楽になった経験があります。
渡邊先生の、実証データに基づく「自死対策」の講演はわかりやすく、説得力があり
梅田先生の被災地仮設住宅での健康見守り活動、そのきめ細かさや自治体職員の方の熱意には感動しました。
そして会場のみなさんとの体操も、ほほえましく楽しいものでした。
フォーラム後、またその翌日、とても手厚いおもてなしをいただき、
北国の方の温かいこころにふれた3日間でした。
広島に他県の方が来られたときも、同じ想いをして帰っていただけるようにしたいな、と心から思いました。