「生きていたら」と考える
大学時代の親友。一緒に卒業旅行に行った写真が自宅に飾ってあります。
娘の自死の直後、「すぐにでも駆けつけたいのですが、いま妊娠中で出かけられません。
いつか必ず会いに行きますから」と連絡してくれていました。
その後、育児に追われる日々の中、2人目のお子さんも産まれ、本当に忙しい日々を送ってきたと思います。
そんなやりとりの記憶も薄れていた先月、
「大学祭に広島に行くので、その足でお墓参りに行きたいのですが」と連絡があり、最寄りの駅で待ち合わせをしました。
1歳の娘さんをおんぶして待ち合わせ場所に来た彼女は写真の姿と可愛らしくかれんな印象は変わらないけど育児と仕事に一生懸命がんばってるお母さんです。
4年間、忘れずにいてくれて、会いに来てくれて本当にありがとう。
娘も生きていたら来年で30歳です。
どんな生活をしていただろう。
結婚して子どももいただろうか。
妹が来年、26歳になり、歩美の享年を上回ります。
就職して2年半。歩美より長くなりました。
歩美だけがいつまでも25歳のまま。
2015年11月09日 22:35