喜びも悲しみも幾歳月
昨日は実家の静岡で姉の息子である甥の結婚式がありました。
4年前には私の娘が、2年前には父が亡くなり、
哀しみの気持ちで親戚が集まることが重なりました。
それはそれで、ふだんは日本各地に分かれている親族が心を1つにして、哀しみに寄り添いあいましたが、
久しぶりに慶びの気持ちでみんなが心を1つにしたことは、感慨深いものでした。
多くの家族がそうであるように、この家族にも色々なことがありました。
だからこそ、この場所で、それらの歴史が洗い流され、
若い世代の者たちのための家族の新しい歴史のスタートを分かち合いました。
この日まで姉がたどってきた心の道のりが走馬燈のようによぎり、涙がにじみました。
また、改めて、親にとって、
子供を新しい家族に送り出すことは大きな人生の達成なのだな、
子供の結婚式は親としての卒業式なのだな
と思い、
娘をそのような形で送り出してやりたかった、と思いました。
紺碧の空でした、美しい新郎新婦でした。
2015年03月29日 14:56