思い上がりに気づく
シンポジウムの前後に新聞で取り上げていただき、小さな一歩の連絡先も掲載されたので、
シンポジウムの前後から、さまざまな心の病で苦しんでいる当事者から電話がかかります。
いつも、自分が十分な心と時間の余裕をもって電話口に出られるとは限らないのですが
なるべく時間を使ってゆっくりお話しを聞けるよう、
あわただしいときはかけ直す、などして、電話でお話を聞くようにしています。
その多くが、不安障害などで自宅を出ることもできない、
人に会うこともできないから誰にも相談できない人。
1人で、自分を責めながら「こんな自分は周囲に迷惑をかけるだけだから死んだ方がいい」と思いつめている。
さまざまな電話相談に何度もかけているがいつも話中。
やっとつながったのにとても傾聴とは対応だったり。
私が、よかれと思い込んで始めた「分かち合い」「心の語り場」に来ることもできない
人々がこんなに悲痛な思いを抱え込んで自宅にこもっているなんて、
ショックでした。
自分の甘さと思い上がりに頭が殴られる想いでした。
「こころのシェルター」も"待つ場所"。
「苦しい人を迎え入れる」なんて、そんな考えでは救えない。
考えを改めてやり直しだ。
2014年07月09日 19:41