大雪の中、自死遺族支援者スタッフ研修会
「自死遺族「分かち合い」コミュニティのあり方 第8回スタッフ研修会」が行われました。
研修会の内容はコチラ
交通機関の混乱から、かなりのキャンセルが出るのではと心配されましたがほぼ出席。
沖縄から来られた方もいました。
帰りの交通機関の心配があるので、全体にスケジュールを早めて進行されました。
午前は藤井代表の基調講演。
「遺族が語ることは、死者から預かった言葉。
「生き残っている者を通して、死者が訴えているのです」と、
遺族が訴える、体験に基づく声を、「悲嘆の吐き出す」ことにとどまらず、
自死防止対策の場に積極的に活かしていくときが来ている、とお話しになりました。
午後からパネルディスカッション。
岐阜の自助グループ「千の風の会」代表であり、岐阜県総合自殺対策協議会の委員でもある木下さんからは、
自死遺族の分かち合いの立ち上げから、自死遺族支援活動にとどまらず、
自殺防止対策会議でも、遺族である小林さんと岐阜県は、お互いに協力しあいながら
対策を推進しているとのこと。
うらやましいような二人三脚ぶりです。
また、グリーフサポートプラザ理事のS.Y氏からは、
充実したスタッフ研修体制、研修を通して多くのスタッフがグリーフサポートに携わっているお話をお伺いし、
もちろん比較するのもおこがましいのですが、つい「うらやましい。。。」と思ってしまいました。
色々な方の話を聞くと、改めて、
「小さな一歩はまだ、ほんとに「小さな一歩」を踏み出したに過ぎない、
この先、どこまで歩き続けられるのだろう、道はどこまで行き着くのだろう」
と、これから歩いていく道のりに想いをはせ、ため息が出るような思いがしました。
でも、いつも大切なことは「小さくても一歩を踏み出すこと」だ。
まとめをされた奈良女子大学の清水新二名誉教授は
自死遺族の分かち合いについて
「分かち合いは自死遺族の心の灯台のような存在。
人が集まらない時があっても、灯りをともし続けることが大切。
存在していること自体が意味がある」
とスタッフにかけられた励ましを、胸に抱いて帰りました。
今年の夏に、第2回の講演会を開催することに決めました。
藤井代表にお願いしたら、快く引き受けてくださりました。
テーマは「自死当事者の声を自殺防止につなげる」
にします。
2014年02月11日 13:20