広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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ブログ風 日々のつれづれ

あの日が最後の別れの日だから私は忘れない

24日は娘の28回目の誕生日であり、
納骨して2周年、天国で生まれ変わって2回目の誕生日でした。

夫と娘の妹である次女、私の3人で広島教会の武田牧師にお願いし、墓前礼拝をしました。

その後、近くのワインバーで3人で食事。
この店は、歩美が私たちと最後に食事をした店。
その時は私たちの結婚記念日のお祝いだった。
亡くなる10日ほど前のことでした。

シャンパングラスを4人分注文したときは、お店の人がちょっと不思議そうな顔をしたけど、
食事中、ずっとそこに歩美のグラスがあると、本当にそこにいるような気がして。
いや、そこにいたと思います。

一昨年はこの時、納骨式で落ちつかなかった。
昨年は、小さな一歩の設立前で慌ただしかった。
考えてみたらやっと落ち着いて向き合えたような気がする。

お待たせしたね、歩美。

私が好きな加藤登紀子の「テネシーワルツ」。

「2人であの時聴いたテネシーワルツ
古いレコードの
ザラザラ聴こえる針の音まで私は忘れない。
あの小さな酒場の匂いさえ
あなたのシャツの色も。
あの日が最後の別れの日だから
私は忘れない。

真夏の昼下がり 人けのない街 私は歩いていた。
どこかで誰かが あのテネシーワルツ 口笛吹いていた。
知らないまま 通り過ぎる 乾いた日差しの中。
あのとき 聴こえた あのテネシーワルツ
私は忘れない。」


あの日、目の前で乾杯した娘の姿を思い浮べるとき、
いつもこのメロディが頭の中を流れています。

2014年01月27日 11:18