広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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そこに魂はあるのか

先週の日曜日、広島県と広島市が主催する

「児童虐待防止キャンペーン事業特別講演会」という催しに行ってきました。

いま、親による子どもの虐待は大きな社会問題となっています。

また、子ども時代に様々な形で親から虐待を受けた子どものトラウマは
(身体的暴力だけでなく、言葉の暴力、ネグレクト、養育放棄など色々な意味で)
深く深刻な心の傷を残し、一生その子どもの人生に影を残す。

大阪府の調査でも、児童養護施設出身者は
「親に必要とされなかった、自分の存在を拒否された」過去への想いから
自己否定感が強く、自分の存在価値を見失って自殺危険が高い、という報告があります。

ということで、無関心ではいられないテーマだったので聴講しに行ったのですが、、、、

これは何かの間違いだろうか???
と思うほど、会場内に熱気が全くない。
定員547人とありましたが、どう見ても100人も来ていないし、
席の前後左右から聞こえてくるのは、“動員されたのでつきあいで”来たと思われる職員さんの話ばかり。

講演者の話の中には、心に迫る言葉がありましたが、その言葉も上滑りに流れていくような進行で、
今現在の児童養護施設が抱える現状や親子関係の病理を問いかけるような
魂に訴えるようなものがほとんどありません。

このような社会問題に切り込む講演会なら必ず、県や市、関係機関やボランティア団体、
その他の啓蒙パンフレットがあっていいはずなのに、配られたのは
「オレンジリボン」のマウスパットやメモ帳程度。

講演会の題目、主催者名、疑いなく立派な看板をかかげながら。。。

これは何かの手違いで、すべてが準備不足になってしまったのだと、むしろ思いたい。
主催者が本気を出した結果がこの内容だと思いたくない。

ずいぶんいろいろな講演会やシンポジウムを見てきましたが、(もちろんどれも完全ではないけど)
帰り道に哀しく、寒い想いをしてとぼとぼ帰ったのは初めてでした。
2013年11月20日 23:42