最期に父らしい姿が見られた
昨日5月5日21時、父が永眠しました。
敗血症で入院していた父は
1週間前から腎臓の動脈硬化によって尿が排出できなくなり、尿毒症で余命1週間と宣告。
ゴールデンウィーク中に2度、静岡と広島を往復しましたが、
5月3日、「1日を争う状態」と言われてかけつけた時、奇跡的に一時的に尿毒症が解消し、
譫妄がなくなり、言葉は発しないものの、呼びかけにしっかりとした目線で返すことが
できるようになっていました。
奇跡的回復に望みをかけて家に帰った次の日に訃報がとどきました。
入院してから半月。最後まで生きるために努力し、
妻や子ども3人の声を聞き届け、それぞれが自宅に帰った後の夜、誰の手も煩わせず
1人で逝きました。
やはり、父らしく最期を迎えたと思います。
監査役を長く勤め、「経営監査のアカウンタビリティ」という本を書いていた父は、
この本の英訳を英会話教室の講師の先生を通じて進めていました。
私が聞けた最期の言葉は「本の英訳原稿はあれでよい」と言ったように聞こえました。
父は最後まで、家族を気遣う父であり、経営監査役の仕事を全うしました。
2013年05月06日 17:10