広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

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高速化する時代の変化が中高年の「ひきこもり」をさらに疎外する

平成の時代をほとんど引きこもり状態で過ごした方がいる。
精神科医療にも、障害者認定や支援サービスにも、何も届いていない。
 
元気な時には、器用な手先を活かして仕事もしていた。
その仕事が好きで生きがいだった。
でも、その仕事はデジタル技術とインターネットにとって代わられ、今はその職種自体が過去のものになっている。
 
70年代~80年代には音楽が好きで、当時のレコードコレクションを宝物にしている。
でもその宝物を聴くための機器が今日にはない。
音楽編集も得意。自宅でかなり高度な「自作のオリジナルミュージック」作りをしていた。

でも、その時得意としていた機材は今は販売されていないので使うことができず、
「オリジナルミュージック」は再生すらむずかしい。

アナログからデジタルへ。
「時代の変化だから仕方ない」というだろうか。
アナログレコードをデジタル方式に変換する方法も、そのツールもあることは知っている。
でもいきなり、聞いたこともないデジタル用語やソフトや機器の名前が矢継ぎ早に出てきて「これを買え」「これを使いこなせ」と言われて器用に乗り換えられる対応力があるなら、きっとこの方は引きこもりになっていなかったのではないだろうか。
 
平成でさえ過去になろうとしているいま、
あまりに早い時代の変化が、また、今後もっと変化の速度が加速するであろういま、
引きこもりの中高年が、デジタル社会に復帰することはさらに難しく、疎外をさらに強くしている。

そう言えないだろうか。