広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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当事者のホンネだからこそ説得力がある

先日の「こころを休憩する会」では、自助の分かち合いならではの言葉かけが印象に残るものでした。
「街や電車などで、見知らぬ人が憎悪の言葉や攻撃的な悪態を大きな声でつぶやいている姿を見ると、恐怖を感じる。
自分に向けられているのではないか、襲われるのではないかという不安が大きくて、怖くて外出ができない」という方から「そういう不安の克服の仕方を教えてほしい」という問いかけに、
「自分は実は、そのような独り言を言ってしまうくせがあって。。。」と、当事者から勇気のある発言がありました。
その方の、当事者本人ならではの本音とそこからの助言は、相談者も回りの出席者も、「目からうろこが落ちるような驚き」をもって聞きました。
内容はここでは公表できませんが、そのような独り言を言わざるをえないこころの苦しみがとてもよく理解できたこと、そして相談した方がとても安堵して喜んで帰られたことは間違いありません。
また、子どもの時からの母子関係が元で精神障害に苦しむ方と、障害のある子どもへの向き合い方で悩んでいる母親の立場の方が、それぞれの想いを交換しあいました。
「母親自身が自分の人生を満喫すること。その姿を見せることが“一番の子育て”。
という話で、両方の立場の人たちが納得しました。
色々な立場や悩みを抱える人たちが、同じ立場や目線で語り合うことは、一方通行の知識の何倍、何十倍も説得力があることを改めて知った会でした。
2019年06月11日 18:46