負のスパイラルに陥る前に
こころのともしびに来られる方の中には、自分を責めながらそのことが「他人に聞かせる価値もない」と思い込み、自分で全て抱え込む、という「負のスパイラル」にはまってしまっている方が多い。
そんな方に、私たちスタッフは少しでも楽になってもらいたいと傾聴をしているつもりなのですが、時々、知らないうちに自分自身がその「負のスパイラル」にはまってしまうことがあります。
そんな方に、私たちスタッフは少しでも楽になってもらいたいと傾聴をしているつもりなのですが、時々、知らないうちに自分自身がその「負のスパイラル」にはまってしまうことがあります。
「こころのともしび」の活動で全ての方のこころの問題が解決する、などと大それたことは考えていませんが、
間違った応答や態度で「あの方を」かえって苦しめたかも。
「あの方の」真に求めていることが果たせず失望して帰られたかも。
「あの方は」居心地が悪く過ごしていたかも。
「自分の偏った考えで、この場所を居心地悪いものにしているかも。」
それは全て私の責任だ。
そんな自己嫌悪感が頭を支配することがあります。
間違った応答や態度で「あの方を」かえって苦しめたかも。
「あの方の」真に求めていることが果たせず失望して帰られたかも。
「あの方は」居心地が悪く過ごしていたかも。
「自分の偏った考えで、この場所を居心地悪いものにしているかも。」
それは全て私の責任だ。
そんな自己嫌悪感が頭を支配することがあります。
頭を抱えて「悪いのはお前だ」「お前は無力だ」「お前は人の気持ちがわかっていない」「お前は心が冷たい」「お前は軽率だ」「お前が間違っている」「全てはお前のせいだ」と責める声がぐるぐると回り出し、頭の中を支配します。
そんなときは、どんな励ましも、気休めのうそを言っていると思えるし、
感謝の言葉に対しても「これはほんの一部の人だ。その数倍数十倍の人が不満に思っている」と思い込み、頭の表面を上滑りしていきます。
「自分はまた人を傷つけるかもしれない」と他人の顔を見ることさえ怖くなります。
感謝の言葉に対しても「これはほんの一部の人だ。その数倍数十倍の人が不満に思っている」と思い込み、頭の表面を上滑りしていきます。
「自分はまた人を傷つけるかもしれない」と他人の顔を見ることさえ怖くなります。
そんなとき、どうやってその負のスパイラルから抜け出すのか。
それは、「他人に自分の恥や罪を聞かせるのは恥ずかしい」「軽蔑され、責められるのでは」という思いを脱ぎ捨て、心を裸にして、恥でも罪でも聞いてもらうことしかないのでは。
9月まで「こころのともしび」で気功療法をしてくださっていた尾堂桂子さんのサロンを訪ね、思い切り心の内を聞いてもらったことがあります。
尾堂さんは、私の想いの吐き出しを傾聴してくれて、ほがらかに笑い飛ばしてくれました。
そして、脳の中の「感情をつかさどる部分(右耳の上にあるそうです)をほぐしてくれて、
「ああこんなにここがパンパンになっていたら、ネガティブ思考が頭の中でぐるぐるして、いい考えが脳に全く入ってきませんよ、これじゃどうにもならない」
「こういう状態になったらすぐ来てね。危なかったよ。」と言ってくれました。
尾堂さんは、私の想いの吐き出しを傾聴してくれて、ほがらかに笑い飛ばしてくれました。
そして、脳の中の「感情をつかさどる部分(右耳の上にあるそうです)をほぐしてくれて、
「ああこんなにここがパンパンになっていたら、ネガティブ思考が頭の中でぐるぐるして、いい考えが脳に全く入ってきませんよ、これじゃどうにもならない」
「こういう状態になったらすぐ来てね。危なかったよ。」と言ってくれました。
不思議と、とても楽になったのです。
日々、自分1人で頑張らなくては、と思いやすい方。
特に立場上、常に正しく清く強い人間であることが求められ(ていると思いがち)、弱音が吐けない、間違いが許されない(と自分で肩に力を入れてしまいやすい)方。
ぜひ重い鎧を脱ぎ捨てて、話を聞いてくれる人や場所を探してください。
特に立場上、常に正しく清く強い人間であることが求められ(ていると思いがち)、弱音が吐けない、間違いが許されない(と自分で肩に力を入れてしまいやすい)方。
ぜひ重い鎧を脱ぎ捨てて、話を聞いてくれる人や場所を探してください。
2019年12月02日 20:02