広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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ジレンマに陥る

色々な困難を抱えている人の話を聞くと、つい思い入れをしてしまう。
特に心の問題にからんで家族との軋轢、孤立や生活苦が重なり、何重苦にもなっている人。

傾聴ではその方の生活上の困難が解決しない、専門の助けが必要な方。
うまく自分の困難が語れない人に代わって、色々な担当者と話をすることもある。
「原則のルールはわかるが、目の前の『原則では解決しない人』のために柔軟に対応してもらえないか」と話しているうちに、つい感情的な話し方になってしまう。

「こんなしんどい思いをしているんですよ」「私はそんなことは聞いていませんよ」
(そうでしょうよ、ルールに忠実に、無理無駄ない仕事を「よし」とされている人には心の内は言いませんよ。ホンネを聞くつもりもないでしょ。)
頭が熱くなっていく。

でも結局「今のルールでは無理」という、絶対的な結論は変わる由もなく、
私がアホなんだろうか?私は物分かりの悪いクレーマーなのか?
目の前にいる生身の人間への「お気の毒だ」という思いでつんのめってしまって
勝てない戦いにやっきになって、と後味の悪い自己嫌悪だけが残る。
分かっているのに反省して冷静になれない(ため息。。。)

 
2020年01月07日 19:17