帯状疱疹の痛みと折り合っていく
いきなり私事ですが、1月末に帯状疱疹という皮膚病にかかってしまい、1か月半、左腕と脇腹、胸部にわたる「ピリピリヒリヒリズキズキ」した痛みとつきあっています。
例えて言うと、生け花の剣山が「大きなシートになっていて」が体にペタッと張り付いている感じ。
症状がひどいときは、早朝痛みで目が覚め、麻薬を求めるように、這うように鎮痛剤を飲み、痛み止めクリームを塗ってなんとか半日過ごし、夕方から雷雲が近づくようにジワジワと痛みが近づいてきて、いきなり嵐。また這うように痛み止めを麻薬のように飲む、、という繰り返しでした。
2か月近く、朝晩鎮痛剤を飲んで体は大丈夫か、、、と不安はあるのですが、「痛い、でももう少し我慢→やっぱり痛い」という葛藤に疲れて結局薬を飲む。ならば割り切って薬のお世話になってしまおう、というのが私なりの開き直りです。
ひどいときは、頭の中が「イタイイタイイタイ」でいっぱい。
そんなときは複雑な思考を必要とする脳の働きが機能しません。
言われたこと、色々な予定や計画もすぐ忘れてしまう(もの忘れは帯状疱疹のせいだけではないのだろうけど(苦笑)。
丁寧に時間をかけてひとつひとつのことを思慮する、ということもできません。
この経験で改めて
ひどい痛みに苛まれているときに、「『そのことはさておいて』前向きで建設的な思考を持ちましょう」「別のことを考えて気晴らししましょう」と言われても、できない!ということを実感しました。
体だけでなく、こころも同じですね。
本当に深く辛いこころの痛みを、すぐに完治させてくれる特効薬はないし、気晴らしで消えることもないのではないか、と。
「ではどうすれば?」
あくまで、自分自身の「帯状疱疹」についてですが、「早く楽になろう」という焦りを捨てて、開き直って、「痛みも私の一部分、そのうち、気が付いたら病気の方から去って行ってくれていた、という日が来るかも」と折り合いをつけようと思っています。
2023年03月16日 17:07