引っ越しは過去にあった日常を「思い出」にする
先日、引っ越しをしました。以前の家には14年間住んでいて、家の中の立ち歩き、色々な生活用品の置き場所などにすっかり慣れていたところに、新しい家になったので、部屋割、家具の配置、それに伴うこまごまとした生活用品の置き場所などが変わり、戸惑うことも多くあります。
それまで無意識に「これはここにある」と記憶づけられて動いていた日常生活が大きく変わるのですから、学習のし直しです。
歳のせいもあると思うのですが、「変わる」ということが結構なストレスであること、逆に言うと「馴れている」ことが「無意識な安心感」につながっていることを実感しました。
また、住処が変わるということは、それだけである意味、生活の歴史が新しい時代になる、という思いをしみじみとも感じています。
特に重い事情がない引っ越しでもこうなのですから(歳のせいで物覚えが悪くなっている、ということはもちろんなのですが)住む環境だけでなく、仕事や家庭の事情で引っ越しをする場合はどんなに精神的に「大事業」であろうと改めて思ったのです。
今も犬の散歩の途中に、元の家の前を通ります。
その都度、旧家で看取った3匹の猫たち(まりも、マーブル、ジョゼ)の元気だったころの姿とそこで過ごした日々のことをを思い出します。
新しい家に連れてきたワンコのパズー、ニャンコのラテが長生きしてくれて、新たな歴史の思いでがたくさん増えたたらいいな、と思います。
2025年10月22日 13:46