「語りの交換」は自助共助の最大の喜び
「こころのともしび」に傾聴で来られる方の多くは、始めのうちは胸につかえた多くの重荷を「下ろしたい」「楽になりたい」と来られます。
そこでは、沢山の告白があります。
聞き手の心が痛くなる話がほとんどです。
表情が暗く、うつむきがちの方がほどんどです。
そこでは、沢山の告白があります。
聞き手の心が痛くなる話がほとんどです。
表情が暗く、うつむきがちの方がほどんどです。
はじめのうちは「聴いてほしいフレンドさん」と「ひたすら聞くスタッフ」の一対一の関係が主になります。
しかし、何度か訪れ、フレンドさん同士が顔見知りになってくると「聴く立場」と「話す立場」を交換しながら語り合うようになります。
この「語りの交換」は、ときに、お互いを理解しあい、励まし合うキャッチボールとなっていきます。
この「語りの交換」は、ときに、お互いを理解しあい、励まし合うキャッチボールとなっていきます。
これこそが自助共助の働きだと思います。
スタッフは、「語りの交換」を見守りながら、話の内容が聴き手の心を傷つけたり、自分自身のトラウマを刺激することがなかったか、をそれぞれの方にそっと確認しますが、ほとんどの方は、自分以外の方の経験や想いを聴く立場になったことで、自分自身への振り返りになったり、見つめ直すきっかけになったと言ってくださる。
「こころのともしび」には毎日、悲喜こもごもの人生が交錯しますが、自助共助によって、フレンドさんの表情や声のトーンがだんだん明るくなっていくことを見守ることに勝る充実感を喜びはないと思っています。
2019年04月17日 19:14