広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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活動の主旨と主な内容 ≫ 月次活動報告 ≫

活動報告

9月活動報告

こころを休憩する会
開催日:9月8日(日)
参加人数:11人
当日の様子:
初参加の方も含め、11人で話し合いをした。
身体の病気で闘病中の方が、「生きる」ことについて改めて考えた、というお話を参加者全員が真摯にお聞きし、生きることの意味についてそれぞれが語り合った。1年前にご家族と死別した方もおられ、人と会う機会が少なくなったことを悩んでいた。
「こころを休憩する会」以外で、自助グループを主宰されている方も来られ、自助グループを継続していくことの苦労話に共感するところが大きかった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:9月15日(日)
来訪人数:8人(ZOOM面談4人、在宅アクセス3人)
当日の様子:ZOOM面談のために訪問された方が4人、在宅からのZOOM参加が3人。ほぼ30分刻みで慌ただしく進行した。
相談会参加者以外の来訪者も多く、1日がバタバタとしつつも、大きな混乱はなく無事に終えることができた。
 
 
こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:171人 
個室傾聴129回、うち電話傾聴回数:43回
当日の様子:
9月に入っても真夏のような暑さの日があり、体調のバランスの悪さを訴えるお話が多かった。月はじめには台風が通り、臨時休があったり、台風通過後の片づけに追われるなど、この時期ならではのアクシデントもあった。
皆さんが可愛がってくださっている猫のジョゼが高齢と持病のために入退院を繰り返す。心配して声をかけてくださる人も多かった。
 
2024年11月13日 18:25

8月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:8月11日(日)

参加人数:11人
当日の様子:11人の来訪。全員が前回までの参加経験者だったので、比較的リラックスした雰囲気の会となった。「うつ」があり、死にたい気持ちが時に大きくなることも同じ悩みや苦しみ、目線で語り合うことができた。

カウンセリング治療の効果についても共通する想いを語り合った。

「メンタルが崩れると回復に時間がかかる」「薬には頼りたくないが不安を和らげるために頼ってしまう「いったん落ち込んだらどうしたらいいかわからない」「元気になりたいといっても、『元気』というものがそもそもわからなくなっている」など、当事者の切実な言葉が交わされていた。

 

自死遺族の希望の会
開催日:8月18日(日)

参加人数:6人
当日の様子:

4人の来訪があり、進行スタッフ(自死遺族当事者)も含め、6人で話し合いをした。

分かち合いに先立って個室傾聴に来られた方は、時間の都合で分かち合いには参加できないと言われていたが、つきぬ思いを語って時間を過ごされた。

配偶者を亡くして間もない方のお話は切実なものであり、年月を経た方との間では多少の温度差があることも感じされた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:27日 来訪者:153人 
個室傾聴,電話傾聴回数:81回 (うち電話55回)
当日の様子:

猛暑が続く時期があったり、大型台風接近のために臨時休業の日(2日)あり、と気候変動に翻弄された1か月だった。その中で、仕事に復帰された方が近況報告に来られたり、子どもさんの進路決定の時期ならではの葛藤を語られる方、SNSを通じてコミュニティに積極的に参加されている方など、それぞれの方が“自分らしい”生き方を探しながら過ごしている姿が印象的な場面もあった。

2024年09月27日 11:07

7月活動報告

こころを休憩する会

開催日:7月14日(日)
参加人数:7人
当日の様子:
大雨警報が出た中でも5人の来訪があり、7人で分かち合いをした。
家族からの心理的抑圧を語られる方があり、参加者がそれぞれの意見を出した。
「他の家族員でそれぞれの思いを話し合っては?」という発言が多かった。
職場の人間関係で深く悩んでいる方が本音を吐露し、周りの参加者も真剣に耳を傾け、各々の経験から意見を出し合った。
分かち合いの後は手作りのチョコレートケーキでを食べながら歓談した。甘いものを食べて少しリラックスし、色々な雑談を楽しんだ。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:7月21日(日)
参加人数:5人
当日の様子:当日キャンセルがあったため、相談者はいつもゆったりと時間をとって相談をした。全員が「ともしび」に来られての相談だったため、ZOOM接続がスムーズでアクシデントもなく、安心した。
冷静になれない方もあり、少しひやひやした。相談会の前後には来訪者とゆっくりと歓談をし、しばらく休止している「LINE相談」のためのネット環境整備を来訪者に教えてもらった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:29日 来訪者:181人 
個室傾聴98回、うち電話傾聴回数:58回
当日の様子:
 月の前半は梅雨の集中豪雨が多く、交通規制がかかった日もあった。また、梅雨明けの猛暑も例年以上に厳しく、「ともしび」室内に入ると、汗が引くまでしばらくかかるゲストの様子も多く見られた。
 夏休みで帰省した方や就職した方、新たな事業を始めた方が休みの日に久しぶりに訪れ、元気で頑張っている近況報告を聞き、嬉しい気持ちになった。新たに就職した方、新しい活動に向かって前進している方のお話は喜ばしく、聞いていると元気をもらえるものだった。
2024年08月07日 18:42

6月活動報告

こころを休憩する会
開催日:6月14日(日)

参加人数:10人
当日の様子:8人の来訪。雨天の中でも来て下さる方に感謝した。
話し合いも活発だった。全員が前回以前にも参加した方だったので、こころの状態やその背景が共有できるメンバー同士でなごやかな雰囲気での話し合いになった。
「睡眠がうまくとれない悩み」「カウンセリング治療の効果」「大事な方との別れを経験した悲しみや心の痛手」など、経験者だからこそ共有できる深い話があった。
また、「心の深い話ほど、身近な人に対しては『心配させてはいけない』と話しづらい」との語りには、他の参加者も同調する声が多かった。

  

≪自死遺族の希望の会≫ 
開催日:6月16日(日)

参加人数:7人
当日の様子:

前回以降から参加している方々だったので、ややほぐれた雰囲気での分かち合いになった。

亡くなった方を知る親戚や近隣の方との日常のお付き合いの中で、その方の自死について語ることにが辛く、お付き合いも疎遠になる、というお話には、自らの経験を重ね合わせる方も多かった。
「元気なお子さんを見ると、かわいいと思うほどに、我が子の同じ頃を思い出して辛い、というお話も、複数の方が共感していた。

「仕事中(ON )と、自らの悲しみに立ち戻るとき(OFF)の切り替えが難しくて辛い」、また、カウンセリングを受けた感想など、同じ経験や想いで共感しあう場面が多かった。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:196人 
個室傾聴,電話傾聴回数:84回 (うち電話44回)
当日の様子:

仕事や出会い、ボランティア活動など、色々な出会いや「Reスタート」の話を聞くことが多かった。
新たな「人生のステージ」に立つ方は「期待」と「不安」が同時にあり、葛藤している姿も見られた。ともしびスタッフは、極力“ひかえめに背中を押す”立場に立った。

季節の変わり目で体調がすぐれない方も多く、別室(個室)のベッドで少し横になって休養てもらうこともあった。短時間仮眠をとると、多少疲れがとれるようだ。

2024年07月03日 18:22

5月活動報告

こころを休憩する会

開催日:5月12日(日)
参加人数:11人
当日の様子:
強い雨が降る日だったが、多くの参加者があり、話題も途切れることがなく、活発に言葉が交わされた。うつ傾向がある方が多く、「うつの切り抜け方」、「認知行動療法について」、「自分自身の「自動思考」の切り抜け方、認知行動療法について、などの話題でも、同じ苦しみを持つ人同士ならではの深い言葉の交換があり、集中力が途切れることがなかった。
「ともしび」のような、フリーにいつでも傾聴やグループトークができる場所は他にない、と活動する立場にはありがたいお言葉をいただいた。
 
 
≪精神科医のこころの相談会≫

開催日:5月26日(日)
参加人数:8人
当日の様子:来所相談者が6人、在宅からのZOOMアクセスで相談した人が2人。参加者が多く、30分刻みの、慌ただしい時間配分となったが、混乱なく全員の方が先生とお話ができた。初めての方も色々な相談ができた。相談者同士が相談時間の後も、お互いの気持ちを語り合っていた。
 
こころのともしび 活動実績

開所日:29日 来訪者:195人 
個室傾聴55回、うち電話傾聴回数:31回
当日の様子:
ゴールデンウィーク中も通常通りのスケジュールで活動を行った。
久しぶりに来られた方が傾聴を受けたり、ゆっくりとお茶を飲みながら近況をお話ししたり、旅行のおみやげを持ってこられた方がみやげ話をしてくださったり、新生活についての悩みを傾聴したり、と、この季節ならではの会話も多かった。
 
2024年06月06日 19:05

4月 活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:4月14日(日)

参加人数:13人
当日の様子:11人の来訪。初参加の方が2人。13人と多くの参加者があった。「うつ」症状の辛さとして、自分を責める気持ちや周囲から孤立してしまうこと、について語った方に複数の方が共感。お互いの経験や気持ちを語り合った。夜眠れないときの過ごし方を知りたいと言われた方に「ラジオを聴く」「NHKひきこもりラジオがお勧め」など、情報提供もあった。「人手不足のために仕事がきつくなり、うつ、パニックになるのではと不安」「生真面目で責任を背負いすぎ、自責感からうつになりやすい」など、複数の方が同じ経験や不安感で一致し、共感しあっていた。

 

自死遺族の希望の会
開催日:4月21日(日)

参加人数:9人
当日の様子:

お子さんを亡くされた方の参加が多かった。苦しみ続けることに葛藤を感じる、「辛い時の自分もあるが回復していく自分もある。そのバランスに苦しむ」という想いに、全員が「自分も、、」と共感していた。分かち合いの後、久しぶりに「手作りデザート」を提供し、猫のジョゼを囲んでなごむ時間もあった。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:27日 来訪者:216人 
個室傾聴,電話傾聴回数:61回 (うち電話27回)
当日の様子:

スタートの月にふさわしく、色々な方の新生活への見送りあり、進学や就職や退職のお話に来られた方もあり。職場の配置替えでチーム編成が変わった方の悲喜こもごものお話もあった。

広島に帰ってこられた方をひさしぶりにお迎えすることがあり、の1か月だった。新しい仕事に就いた方からの近況報告もあった。

2024年05月07日 16:32

3月 活動報告

こころを休憩する会
開催日:3月10日(日)
参加人数:10人
当日の様子:
よく参加されるメンバーに加え、初参加の方もあった。障碍者雇用で働く方が、職場のコミュニケーションに悩むご相談に他の参加者がそれぞれの経験を語り、苦手な上司や同僚をうまくつきあうための工夫など、励ましの声をかけていた。
また、過去のトラウマのフラッシュバックについて、複数の方が同様の経験をしていることがわかり、それぞれの心情や、それを乗り越えていくための考えの持ち方なども語り合った、
 
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:3月24日(日)
参加人数:8人
当日の様子:来所相談者が6人、在宅からのZOOMアクセスで相談した人が2人。ほぼ30分刻みで次々と相談があった。「うつ」についてご家族にわかってもらいにくく、悩んでいる方に先生から周囲の理解をえるための「紙芝居」の紹介があり、早速メールにPDFファイルが送られてきた。お渡ししたところとても喜ばれていた。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:31日 来訪者:245人 
個室傾聴69回、うち電話傾聴回数:20回
当日の様子:
年度末ならではの、転職や就職、進学、新たな仕事のスタートなどの話が色々な方から聞かれた1か月だった。新しい一歩を踏み出す方には、スタッフやなじみのゲストが激励を送った。パソコンスペースを勉強やリモートワークに活用してくれる人がいて、「自宅より集中できる」と喜んでいただいた。来訪者が10人を超えるにぎやかな日も珍しくなくなった。
「花粉症」や花見の話題、「ひなまつり特別ランチ」など、新しい季節の始まりを感じさせる月だった。
 
2024年04月24日 11:32

2月 活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:2月11日(日)

参加人数:13人
当日の様子:11人の来訪。13人と多くの参加者があった。

「他の障がいと精神障がいの、世の中の目の違い」や「親との関係」に起因する心の後遺症について」、特に子どものときに精神的なDVを受けた後に長年続くしんどさ、など突っ込んだ話題も出た。
また、休職後に職場復帰する前のこころの不安なども話題にあがった。

 

自死遺族の希望の会
開催日:2月18日(日)

参加人数:7人
当日の様子:

初参加の方2人を含め、7人で話し合った。家族としての責任、(あの時別の言葉かけや寄り添いをしていたら。。。なんでもっと~できなかったのか。。。もっとやさしくしてあげていたら)を感じ、後悔する気持ちを話される方の声に全員が共感し、想いを共有していた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:224人 
個室傾聴,電話傾聴回数:67回 (うち電話27回)
当日の様子:

ランチを希望する方が増えたが、現在は申し込みを4人までにしているため、お断りすることも増え、申し訳ない日もあった。席数ではなく、調理数に限界があるため。買ってこられた昼食を持参して一緒に食べる方も増え、昼食用テーブルで座りきれない場合はスタッフがソファで食べたり、と苦心した。
節分の日には恵方巻、バレンタインデーにはケーキ型のちらし寿司にするなど、季節の催事を楽しんでいただいた。初めて来られた方を傾聴する回数が多かった。

2024年03月14日 19:22

2024年1月 活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:1月14日(日)
参加人数:10人
当日の様子:
10人の参加があり、初参加の方も多かった。
仕事の関係から心の調子を崩した方も複数いたので「働く人のうつ」をテーマにまとまりのある話ができた。
コロナ禍による職場環境や仕事内容の変化や閉塞感が生きづらさや心の不調につなっがた話、趣味や息抜きができなくなったことの影響など、コロナがもたらした「こころの後遺症」でも多くの人の辛い思いが一致した。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:1月21日(日)
参加人数:11人
当日の様子:来所相談者が9人、在宅からのZOOMアクセスで相談した人が2人。
30分刻みで先生がZOOM相談に対応してくださった。相談者以外のゲストも多く、ゆっくりと歓談する人も多かった。1日を通して人の出入りが多く、歓談する人数も多かった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:254人 
個室傾聴65回、うち電話傾聴回数:28回
当日の様子:
4日から活動を開始した。冷たい雨雪の日もあったが、来訪者が10人を超える日も多かったため、やや窮屈で密な時間帯も時々あった。その時はパソコンルームで本を読んだりネット検索をするなど、息抜きをする人の姿も見られるようになった。ランチの希望も多くなり、残念ながらお断わりすることもあった。
顔なじみになったゲストがスタッフも交え、午後のお茶の時間にゆっくり歓談する姿も定着し、ゲスト同士が本音を語り合い、ときには経験を交えた助言をする姿も見られた。
 
2024年02月23日 19:34

12月活動報告

こころを休憩する会
開催日:12月10日(日)

参加人数:10人
当日の様子:8人の来訪。10人で話しあった。初参加の方が3人おられた。
ともしびによく来られる方が「分かち合いは初めて」参加し、和やかにお話合いが進んだ。
分かち合いの時間後も、参加者それぞれで話の続きをしたり、レクリエーションをしたり、と分かち合い時間後も交流を楽しんでいた。

 

自死遺族の希望の会
開催日:12月17日(日)

参加人数:11人
当日の様子:

初参加の方が2組4人あり、参加人数が10人を超えた。

亡くなった方との関係や時期、経緯、年齢などの状況がよく似た2組はお互いの状況や悲嘆感情に共感することが多かったようだ。他の参加者もまんべんなくご自身の想いを語り、規定の時間が過ぎても話がつきることがなかった。

「2か月に1度の分かち合い以外でも、辛い気持ちのときには気軽に傾聴においでいただくようにお勧めした。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:26日 来訪者:235人 
個室傾聴,電話傾聴回数:59回 (うち電話16回)
当日の様子:

多くの来訪者があり、「ともしび」が手狭に感じるほどの密度になった日もあった。
にぎやかすぎることが苦手な方は、パソコンのあるスペースに移動し、来訪者同士が2人だけで話したり、ネット検索、別室の個室でお昼寝をするなど、スペースが広くなったことで思い思いの過ごし方ができるようになった。

南国のフルーツ,お菓子の差し入れがあり、独特の香りや味を味わいながら話も盛り上がった。クリスマスの日には多くのゲストと一緒にクリスマスランチを楽しんだ。

2024年01月18日 11:43