広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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活動の主旨と主な内容 ≫ 月次活動報告 ≫

活動報告

3月活動報告

こころを休憩する会
開催日:3月9日(日)
参加人数:9人
当日の様子:7人の来訪者があり、9人で話し合った。初参加が1人。
子ども時代からの親の否定的な接し方が大人になっても自分の人格形成に影響を与え、自己否定感が根強く残ること、不安定なこころの状態をどのように落ち着けたらよいか、など、「生きづらさを抱える複数の方の悩みは想いが一致し、深い話しができた。
また、自分の存在価値を認めるためには、レジリエンスや友人を持つことが大事、など心理についての深い話題で想いを共有しあうことができ、内容の濃い分かち合いになった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:3月19日(日)
参加人数:6人(来訪者5組5人,リモート相談1組1人)
当日の様子:
ともしびで5人、在宅でのZOOMで1人が相談をされた。相談の時間が終わっても、相談者同士がお互いの心の重さを語りあい、自然発生的に「分かち合い」が展開されていた。
  
 ≪こころのともしび 活動実績≫ 
開所日:29日 来訪者:153人 
個室傾聴46回、電話傾聴回数:24回 
食事提供数:113人
当日の様子:少しずつコロナ感染が落ち着き、気候もよくなってきたこともあり、多くの方が来られたり、久しぶりに来られた方同士で旧交を温める光景が見られた。
ランチの予約も、1日定員を上回る申し込みがあり、残念ながらお断りする日もあった。
新しいスタッフが参加されたり、食事担当スタッフが増えたりと、いい意味での変化が多かった。
新年度に向けて、新たなスタートで県外に離れる方が挨拶に見え、激励をしつつ別れを惜しんだ。
猫のジョゼが初めてのゲストにもよくなつくので、膝に乗せたままソファで談笑。「ジョゼさんいますか」と指名(笑)がかかることも多かった。
 
2023年05月25日 19:16

2月活動報告

こころを休憩する会
開催日:2月12日(日)
参加人数:9人
当日の様子:7人の来訪。9人でにぎやかな話し合いになった。「頭の中でいろいろな『すべきこと』がいっぱいになって、整理ができないこと」「暇になってはいけない、という脅迫感」「女性ならではの圧力」
「甘え方がわからない悩み」「死にたい気持ちがリフレインする」など、色々な課題で話しあい、各自が想いのたけを語り合った。
久しぶりに来られた方が、分かち合いの後の茶話会で出された話題に参加者が笑いながら応答する時間もあり、重苦しくなりやすい雰囲気が和らいだ。
 
 
自死遺族の希望の会
開催日:2月19日(日)
参加人数:11人
当日の様子:
初参加者2人を迎え、近年では大人数といえる参加者の分かち合いになった。
配偶者の自死の原因について、ご自分の言動を責める方のお話しは痛々しく、他の参加者からは共感する思いと、日が浅いご本人の心の傷の深さを心配する声もあった。
久しぶりに顔を見せてくれた方との再会、近況をお聞きし、元気で過ごしていることに安堵を感じた。
規定の時間を過ぎても多くの方が残って、それぞれに尽きせぬ思いを語り合っていた。
 
こころのともしび 活動実績≫

開所日:26日 来訪者:155人 
個室傾聴,電話傾聴回数:69回 (電話27回)
食事提供数 138食
当日の様子:
新しいスタッフが加わったり、調理スタッフ体制が変わるなど、新風が吹いた。
来訪者数が10人を超え、にぎやかな日もあり、ゲストがお友達を誘って来られたり、少しずつではあるが、「コロナ」感染数が下降線になってきたことも関係してか、明るさが戻ってきた。
女性が比較的多い中で、男性同士が意気投合して楽しむこともあった。
バレンタインデーにはスタッフ手作りチョコを皆さんが喜んでいた。
シェルターから独立した方々から、元気な近況をお聞きすることもあり、再会を喜び、安堵した。
2023年04月13日 18:46

2023年1月活動報告

≪こころを休憩する会

開催日:1月8日(日)
参加人数:8人

当日の様子:6人の来訪者があり、8人で話し合った。初参加が1人。
初参加の方も交え、ストレスについての悩みや人間関係の難しさについてそれぞれの経験と思いを語った。座禅や東洋の心理療法について、また薬の功罪について、きさくな雰囲気の中で話が盛り上がった。ご自身も当事者の会を主催されている方が見学に来られ、他の方への質問も交えて積極的に発言をされていた。
 
 
≪精神科医のこころの相談会≫

開催日:1月15日(日)
参加人数:4人(来訪者2組2人,リモート相談2組2人)

当日の様子:
ともしびで2人、在宅でのZOOMで2人が相談をされた。時間切れストレスもなく、それぞれの方が十分に時間を使って相談することができた。在宅からアクセスする方への誘導もスムーズに運んだ。
相談が終わった方が、お茶を飲みながら、クールダウンをする中に、相談者以外の方も来られて雑談に加わり、笑いも交えた交流会になっていた。
 
こころのともしび 活動実績

開所日:28日 来訪者:126人 
個室傾聴36回、電話傾聴回数:27回 計63回
食事提供数:116人

当日の様子:年末から年始にかけて、コロナ感染が急拡大し、警戒が強まる。ゲストさんからも、ご本人や近親者が感染したことや後遺症が辛いことなどが多く話題に上る。また、24日には大雪が降るなど、厳しい年明けになったが、厳しい状況下で、何か月、何年ぶりに来られた方が来られ、体や心が回復したことや、元気に過ごしている近況をお聞きする、うれしい再会も多かった。
 
 
2023年03月21日 18:26

12月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:12月11(日)

参加人数:5人
当日の様子:7人の来訪。初参加の方も積極的に話し合いに参加された。参加者の事情や背景もまちまちのため、進行の方法が心配されたが、まとまりのある話し合いができた。主なテーマは「気持ちの切り替え方,リフレッシュの方法」「ぐるぐる思考からの抜け出し方」「自分の話が大げさに聞こえて他人

に理解されにくいこと」「自分磨きの方法」「言われたことをすぐに忘れてしまうことの悩み」など。テーマに沿ってお互いの想いを活発に話すことができた。

クールダウンの時間は趣味のスポーツのことや、知っているプロ選手のエピソードなどで楽しく盛り上がった。

 

自死遺族の希望の会
開催日:12月18日(日)

参加人数:5人
当日の様子:

1時から新しい参加者の傾聴。亡くなってまもない方が、その背景や直接の原因がわからず、気持ちの整理ができず苦しんでおられ、かけられる言葉がなかった。

分かち合いには、何度か来られる方が参加し、事情がわかる人同士で、くつろいで心を開いた話し合いになった。旧家のしきたりがきびしく、亡くなった後もそのことで苦しんでいる方の話は、経験していない人間には驚きと、「自死」の悲しみに加えて回りの親族とのつきあいでも二重に苦しむ方もいることを改めて思い知らされた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:137人 
個室傾聴,電話傾聴回数:54回 (電話23回)
食事提供数 131食
当日の様子:

ランチを希望する方が増えてきたが、コロナ対策で人数制限をしているため、予約をお断りすることもあった。また、感染再拡大の中、「黙食」を推奨。談笑しながらの会食が実現せず申し訳ないと思う日もあった。一方でゲストから高級食材や珍味、旅行のおみやげなどの寄付があり、大喜び。マスクの隙間からいただき。みんなで喜びあっていただくこともあった。

2023年03月09日 18:42

11月活動報告

こころを休憩する会

開催日:11月13日(日)

参加人数:6人
当日の様子:4人の来訪者があり、6人で話し合った。初参加が2人。

開始直後は少人数で軽い雑談で始まったが、途中から参加者が増え、個々の想いが活発に交わされた。
人間の欲望(お金や物品の満足を超えるもの)について~AI社会でのヒトとしての生き方について話したり、希死念慮が突然強くなったときにどうしたらいいか、という問いかけに参加者がそれぞれの経験や想い、考え方のヒントを語ったり、と深い話し合いもあった。

 


精神科医のこころの相談会≫
開催日:11月20日(日)

参加人数:4人(来訪者2組2人,リモート相談2組2人)
当日の様子:

ともしびで2人、在宅でのZOOMで2人が相談をされた。
前回までは無料プラン時間範囲内だったため、時間切れストレスがあったが今回は十分に時間が使えた。
ZOOMに不慣れなために自宅~ともしび~先生の遠隔アクセスが滞るストレスは多少あるものの、コロナ感染予防のために外出が怖い方、公共交通にためらいがある方も直接精神科医のカウンセリングを受けられることは大いに意味があると感じた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:154人 
個室傾聴45回、電話傾聴回数:34回 

ヒーリング:13人

食事提供数:126人

当日の様子:

コロナ感染予防のためにランチタイムは上限人数が6人。
「できるだけ黙食で」と、制限の中が続いていたが、ご希望の方が少しずつ増え、「定員になったので、、、、」とお断りする日もあり、残念であり、申し訳ないと思った。パーテーションに遮られず、楽しく語り合いながらお食事する日が早く来ることを祈る。

新しい来訪者が増え、「ともしび」の雰囲気や交わされる会話もリフレッシュ、新鮮に感じられる日も増えてきた。

2023年01月13日 11:33

10月活動報告

こころを休憩する会
開催日:10月9日(日)

参加人数:5人
当日の様子:開始時間には参加者が少なく、顔見知りのメンバーでのんびりとした話で始まった。
途中から参加の方が次々と来られ、仕事の悩みや職場の人間関係のとり方のむずかしさなどを語り合った。
全体的になごやかで、肩に力の入らない会話が交わされていた。

 

自死遺族の希望の会
開催日:10月16日(日)

参加人数:7人
当日の様子:

分かち合いの前に2人の方の個室傾聴。
ご自分も悲しく辛いが、家族が苦しんでいる姿に、どう気遣いをして声をかけたらいいか悩んでいることをお話しされる。また、子どもさんを亡くして日が浅いのに「待った」がきかないご家族の介護との板挟みで悲しむ余裕もない”ことを苦しむ方のお話も聞いた。
分かち合いの参加者が全員「子どもを亡くした」方で、同じ思いに共感しあう場面も多く見られた。
会の中で、自死遺族が“自らの想い”を整理するのに参考になる本の紹介も行った。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:31日 来訪者:167人 
個室傾聴,電話傾聴回数:98回 (電話51回)
食事提供数 123食
当日の様子:

ランチを希望する方が増えてきたが、コロナ対策で人数制限をしているため、予約をお断りすることもあった。
また、感染再拡大の中、「黙食」を推奨。談笑しながらの会食が実現せず申し訳ないと思う日もあった。一方でゲストから高級食材や珍味、旅行のおみやげなどの寄付があり、大喜び。マスクの隙間からいただき。みんなで喜びあっていただくこともあった。

2022年12月23日 18:10

9月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 

開催日:9月11日(日)

参加人数:9人
当日の様子:7人の来訪者があり、9人で話し合った。初参加の親子さんや、久しぶりに来られた方、毎回のように来られる方などを交えて分かち合いを行った。

「友だちを作りたいが作り方がわからない」「生きがいってどうやって見つけられるものなのか」などテーマが出され、参加者がそれぞれの考えを話した。

また、「過去の自分や他人と、いまの自分を比べて自信がなくなったり、不安になる」ことについて参加者が交互に自分の考えを述べた。

分かち合いの後、茶菓子を出し、笑いも交えた茶話会も盛り上がった。

 

≪精神科医のこころの相談会≫

開催日:9月18日(日)

参加人数:5人(来訪者1組1人,リモート相談4組4人)
当日の様子:

ZOOMで実施。台風が近づく中、在宅からオンラインで3人、来訪して相談された方が1組だった。天候が悪化する中でも予定通り行うことができたのはリモートネットワークのおかげと再認識した。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:29日 来訪者:150人 
個室傾聴44回、電話傾聴回数:20回 

ヒーリング:9人

食事提供数:100人

当日の様子:

19日は大型台風が中国地方を直撃、という予報で公共交通機関も前日から運休が決定したため、「ともしび」開所以来、初の臨時休業となった。

月全体では、来られる曜日や時間帯がほぼ決まっている方数名と、新しく訪問された方、久しぶりに来られた方が自然に同居しているような日が多かった。

身近な近親者のコロナ感染のお知らせも聞かれる中、用心のためにランチを「黙食」にしたが、やはり会食しない食事は味気なく感じられた。

2022年11月09日 18:33

8月活動報告

こころを休憩する会
開催日:8月14日(日)
参加人数:8人
当日の様子:初参加の方3人を交えて分かち合いを行った。子どもさんの学校生活についての心配で参加されたご夫婦は、当事者の立場である他の参加者からの意見や体験も聞いていた。
 
自死遺族の希望の会

開催日:8月21日(日)
参加人数:5人
当日の様子:
初参加の方が、何度か参加している方々と話しを交し合った。なごやかな雰囲気で話が進んだので、初参加の方も緊張せず、ご自分の悲しさを緊張せず、素直に口にだするこができていた。
 
こころのともしび 活動実績

開所日:31日 来訪者:182人 
個室傾聴,電話傾聴回数:98回 (電話51回)
食事提供数 106食
当日の様子:
暑さの中、勤務先の夏休みなどで、久しぶりの方が近況報告に来られたり、家庭菜園で採れた夏野菜をたくさん差し入れしてくださったり、と風物詩的な再会があった。
コロナ感染が拡大を続ける中、回復して来られたゲストから、自宅療養中の生活や、症状についての経験談を聞いたり、と、コロナ感染が身近なことになりつつあることを実感することが多かった。予防対策のため、ランチは黙食をお願いするようになった。
 
 
2022年09月22日 18:35

7月活動報告

こころを休憩する会
開催日:7月10日(日)
参加人数:8人
当日の様子:6人の来訪者があり、8人で話し合った。初参加の方が2人あり、なごやかな雰囲気の中でも、共通する話題、共感する声が多い話し合いになった。「他人との優劣を争いたがるくせをどうしたらいいか」「『ふつう』『世間体』に自分や家族がこだわるけど、『ふつう』『世間体』が何かがわからない」「過去の辛い出来事が突然浮かび上がってきてどうしようもなくなる」など、深いテーマが多く出され、なごやかな中でも活発な話し合いができた。
 
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:7月17日(日)
参加人数:8人(来訪者5組6人,リモート相談2組2人)
当日の様子:
ZOOMで実施。相談者7組のうち、2組は在宅リモート相談だった。次々に相談があったので先生が忙しく応じておられた。相談会以外にも傾聴を受ける方が多く、あわただしい1日になった。
 
こころのともしび 活動実績

開所日:31日 来訪者:139人 
個室傾聴43回、電話傾聴回数:47回 
ヒーリング:13人
食事提供数:119人
当日の様子:
コロナ感染第7波の感染者が急増する中で、再度コロナ感染予防対策に緊張が高まり、「こころのともしび」でも食事提供や来訪者の距離の取り方に神経を使う日々となった。
その半面で、お互いの距離を取りながら、ゆったり、大人数の中ではなかなか自分のお話ができない方の話をゆっくりお聞きすることができ、改めて「傾聴」の奥深さを知る日もあった。
2022年08月18日 14:42

6月活動報告

こころを休憩する会
開催日:6月12日(日)

参加人数:9人
当日の様子:初参加の方4人を交えて分かち合いを行った。障がいにも一因する「職場の人間関係の難しさ」、体調が悪い時も周りの目や評価が気になってゆっくり休めない「日常生活」について、など、“しんどさがうまく表現できない、口に出すのが怖い、言っても理解してもらえない”辛い思いが共感しあう場面も見られた。

 

自死遺族の希望の会
開催日:6月19日(日)

参加人数:14人
当日の様子:

初参加の方が2人。来訪者が12人。スタッフも含め、14人と大人数の分かち合いになった。

兄弟姉妹,夫婦,親子と亡くした方との関係も様々な方が来られた。家族が複数人で来られ、それぞれがいたわりあい,支えあっている様子も見られた。

「死にたい」のSOSを軽視したこと,気づかずにいたことへの自責の念,自分も「死にたい気持ちになる」など、辛い気持ちが語られた。「自分が自死が起きた以前の『元の生活』に戻っていくことへのためらいや自責の気持ち」を語る方もおられた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:147人 
個室傾聴,電話傾聴回数:88回 (電話52回)
食事提供数 77食
当日の様子:

新しいスタッフ体制が始まり、落ち着くまで食事提供日をセーブすることにしたたため、食事提供数は少なかった。

コロナ感染数が一時的に落ち着いたことが関係したか、久しぶりに来られた方もあった一方で、在宅ワークから出社体制に戻ったため、平日の昼間を来られなくなった、という方。就職が決まり、日曜日に報告に来られた方など、「アフターコロナ」を感じさせる1か月だった。

2022年07月14日 11:13