広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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活動の主旨と主な内容 ≫ 月次活動報告 ≫

活動報告

11月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:11月12日(日)
参加人数:5人
当日の様子:

参加人数は少なかったが、お互いの事情がすでにわかっている人同士で、肩に力が入らない、本音トークの分かち合いができた。メンタルの治療に関する相談もあったが、メンバーの中の医療従事者が多少の専門知識も含みながら助言をすることができた。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:11月19日(日)
参加人数:10人
当日の様子:

来所相談者が7人、在宅からのZOOMアクセスで相談した人が3人。合わせて10人が30分刻みで相談する、という、慌ただしい日程になった。友人とともに初めて相談に来られた方は、相談終了後も、重い悩みを語り、友人からアドバイスを受けていた。相談時間の後、来られていたゲストと雑談をしてくつろいだり、当事者目線でのアドバイスをもらっている人もいた。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:249人 
個室傾聴81回、(うち電話傾聴回数:20回)
当日の様子:

1日の来訪者が10人を超える日が珍しくなくなり、やや過密状態が懸念される日もあったが、来訪者が自発的に距離をとるために、ネットカフェスペースに移動して語り合ったり、会話の間に1人で静かにネット検索をして過ごすなど、色々な配慮をして過ごしてくださった。
海外旅行のお土産をみんなでワイワイと語りながら食べて楽しむ日もあった。
顔なじみ同士が互いに傾聴しあったり相談に乗るなど、の「ピアサポート」もよく見られるようになった。

 
2023年12月28日 11:35

10月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:10月8日(日)

参加人数:11人
当日の様子:9人の来訪。11人で話しあった。
初参加もあり、数年ぶりに来られた方もあり。初参加の方の悩みに参加者全員が耳を傾け、ご自身の話もして、話題が途切れなく続いた。
「大人の発達障害を支援する機関がない」と嘆かれる方に、当事者同士での情報提供もあった。一方で、医療機関の対応でかえって傷つきが深くなった、と訴える声もあった。
分かち合い時間が過ぎても、参加者がそれぞれに分かれて深く話を交わしていた。

 

 ≪自死遺族の希望の会≫ 
開催日:10月15日(日)

参加人数:7人
当日の様子:

初参加の方の方が3人。久しぶりに遠方から来られた方もあった。
お父様を亡くした若い方はご自分が発見した時のショックを語っていた。他の初参加者も亡くして日が浅い方々で、気持ちの整理ができないと語っていた。

以前福山で分かち合いを主宰していた方が久しぶりに来られ、転居先でも自死遺族の会を開きたい、と意欲を語っていた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:29日 来訪者:272人 
個室傾聴,電話傾聴回数:96回 (うち電話25回)
当日の様子:

コロナ感染予防の規制が緩和されてから少しずつ増えてきた来訪者数が、猛暑が落ち着いたこともあり、とても多くなり、ランチも定員いっぱいになる日が増えた。
「一人で家にいるより、ここに来て、何をするでもないが、人がいて、会話の声が聞こえる場所に身を置くと落ち着く」と言われる方も多い。

顔なじみになったゲスト同士が気の置けない会話を交わしたり、互いに傾聴をしたり、という様子も多く見られた。これまでたどってきた人生や仕事の話で、感銘や尊敬を感じさせる人も多い。

ともしびのソファ周りに人が多く、にぎやかなときは、春から広げたパソコンスペースでネット検索をするほか、静かに読書をする人も見られた。

2023年12月14日 18:03

9月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:9月10日(日)
参加人数:9人
当日の様子:
久しぶりに参加された方と最近参加されるようになった方同士が同じ病気を克服するための努力や生活管理のたいへんさについて意気投合。当事者同士だからこそ共感しあえる話で盛り上がった。他の参加者も、その苦しみや努力を横で聞くことで病気の克服の大変さを実感した様子だった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
(先生のご都合により中止になった)
 
こころのともしび 活動実績
開所日:29日 来訪者:182人 
個室傾聴65回、電話傾聴回数:32回、食事提供数:90食
当日の様子:
コロナ感染への警戒による外出自粛意識が少しずつゆるやかになったことも影響してか、多くの来訪者がある日が増えてきた。顔なじみの人同士の会話に、新しい人が自然になじみ、肩に力の入らない談笑を通じてリラックスしている様子も見られるようになった。
ランチの予約も増えてきたが、「ある程度の距離を置いて食べられる食数」を定員にしているため、お断りすることもあり、残念だった。
 
2023年10月11日 11:35

8月活動報告

こころを休憩する会

開催日:8月13日(日)

参加人数:7人
当日の様子:5人の来訪。7人で話しあった。
初参加の方の悩みに全員が耳を傾け、それぞれの経験を話に重ねた。
当事者ならではの経験に基づく話で気持ちを分かち合うことができた。
ご家族からの心理的虐待が根本にあり、精神的に不安定で生活不安も強い方、一方で精神障がいから引きこもり生活を送る子どもさんの生活のケア方、現在と将来が不安な親御さん。異なる立場から、お互いの話に耳を傾け、辛さを傾聴しあっていた。

 

自死遺族の希望の会

開催日:8月20日(日)

参加人数:4人
当日の様子:

初参加の方はなく、お互いに事情もわかり、気心も知れているメンバーで語り合った。
年月が経って整理できてきたこと、いつまでも変わらない悲しさなどをなごやかな雰囲気の中で語り合うことができた。

こころのともしび 活動実績

開所日:29日 来訪者:150人 
個室傾聴,電話傾聴回数:72回 (うち電話28回)

当日の様子:
ひんぱんに来てくださる方々同士の、肩の力の入らない午後の語らいを楽しむ光景が多く見られた。

一方で初来訪で傾聴を希望する方も多かったが(テレビを見た方、公共機関の窓口で紹介された、ネット検索で見つけたなど、認知経路は様々)傾聴の後に、慣れている方やスタッフが積極的に声をかけて、雑談の輪に誘ってくれたので、ゲスト同士の語り合いに、自然となじんで、気持ちをゆるめている光景がよく見られた。

会社の夏季休暇の期間に、ふだんは週末しか来られない方が来られ、なつかしい話をしたり、初対面の方とも会話を楽しむ光景は、8月ならではと思われた。

2023年09月14日 18:18

7月活動報告

こころを休憩する会

開催日:7月9日(日)

参加人数:7人
当日の様子:強い雨が降る中でも5人の来訪があり、6人で分かち合いを行った。初参加の方が少なかったので、なじみのメンバーで、雑談も交えながら気楽に話しあいをした。

スタッフが新たに始める語り合いの会「夜カフェ」の話題で話しがはずんだ。 また、初参加の方はスタッフと同じ職種に勤務している同士、いろいろな苦労話や内輪話で意気投合。就職活動中の方から、仕事のやりがいについて、また同僚との人間関係の難しさについても話題が盛り上がった。

 

≪精神科医のこころの相談会≫

開催日:7月16日(日)

参加人数:6人(来訪者5組5人,リモート相談1組1人)
当日の様子:

ともしびで5人、在宅でのZOOMで1人が相談をされた。通信不良など予期せぬアクシデントがあり、バタバタしたがなんとか無事に全員が話をすることができた。お話が終わった後もそれぞれがお互いの話を聞きあい、相談会以外の来訪者も交えてのんびりと過ごしていた。


こころのともしび 活動実績
開所日:29日 来訪者:168人 
個室傾聴54回、電話傾聴回数:29回 

当日の様子:7月4日にNHK広島「お好みワイド」の中で小さな一歩の「こころのともしび」が7分放送された。その反響もあったのか、初めての方からの連絡や訪問が増えた。10人近くの来訪があった日もあり、コロナ禍への不安が徐々に緩和されていることを感じた。自死遺族の初来訪も増え、長時間の傾聴に及ぶケースもった。ひんぱんに来られる方同士での会話、ときにはゲームで楽しんでいる光景も見られた。

2023年09月06日 19:56

6月活動報告

こころを休憩する会
開催日:6月11日(日)

参加人数:7人
当日の様子:5人の来訪。7人での話し合いになった。久しぶりに来られた1人の女性が男性に混じって参加したのでお話しがかみ合うか、開始前は心配したが、他の参加者が色々な声掛けをし、輪の中に入ってお話ができていた。高齢者の親族の介護や親族同士のうまいつきあい方やなどが相談課題として話題にのぼっていた。ヨガによるいやし効果を実践している人の話にも参加者が耳を傾けていた。
 

 ≪精神科医のこころの相談会≫

開催日:6月4日(日)

参加人数:6人(来訪者4組4人,リモート相談2組2人)
当日の様子:

ともしびで4人、在宅でのZOOMで2人と、途切れなく相談者があった。相談後も、夕方まで参加者同士が語り合っていた。

ZOOM環境が悪く、バタバタする場面もあった。

 

自死遺族の希望の会
開催日:6月18日(日)

参加人数:6人
当日の様子:

子どもや配偶者を亡くした方々が、亡くなった方との関係によってその後に抱える苦しみや、遺族同士の新たな傷つき経験も異なることなどを語り合った。

「その場」を直視してしまった方が、衝撃の強さを語られる言葉には重いものがあり、参加者全員が痛ましい思いで耳を傾けていた。また、その後にしなくてはいけない手続きで、心の傷が上塗りされた経験を語る方もいた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:163人 
個室傾聴,電話傾聴回数:50回 (うち電話20回)
当日の様子:

大雨の日もあったが、その中でも来て下さる人があり、ありがたい気持ちになった。

NHK番組制作のたたの前打ち合わせがあったり、カメラが室内で長時間回っていたり、と普段にないイベント(?)にざわざわする日も何日かあった。

コロナ規制が緩和されて以降、少しずつ「前から気になっていたのですが、コロナが気になって来られなかった」という新しいゲストも増えてきた。

同じ趣味を持つ人同士の出会いが偶然あり、趣向者ならではの深い会話や対戦を楽しんでいた。

2023年08月03日 11:48

5月活動報告

こころを休憩する会
開催日:5月14日(日)
参加人数:8人
当日の様子:6人の来訪者があり、8人で話し合った。初参加が1人。
初参加の方があり、分かち合いの前に傾聴。参加者の方から「自分の気持ちを文字にすると心が落ち着くことがある」と言われ、それをきっかけに、自分の気持ちを振り返り、整理する方法について話をした。退職を考えている方が、「ふだんの日の居場所を探している」とのお話しで、「ともしび」に気軽に遊びに来てもらったら、とお勧めをした。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
 先生のご都合により、6月4日に延期になった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:26日 来訪者:156人 
個室傾聴51回、電話傾聴回数:14回 
当日の様子:隣接していた会社事務所が4月末に完全撤去した。今まで隣接事務所との間にあった間仕切りをゴールデンウィーク中に撤去し、1階のフロア全面が「こころのともしび」になった。新しく増設した部分にはパソコン、WIFI、プリンターなどを設置し(前事務所からの譲渡)た。GW後に来られたゲストからは、開放感があるとおおむね好評である。少しずつパソコンを有効に使う方も増えてきた。
久しぶりに傾聴に来られた方もあり、それぞれの方の近況を久しぶりに聞く中で、ご自分で解決の道を進まれているお話を聞くと、我が事のようにうれしく感じた。
 
2023年07月20日 19:15

4月活動報告

こころを休憩する会
開催日:3月9日(日)
参加人数:7人
当日の様子:5人の来訪者があり、7人で話し合った。初参加が1人。
今までにもよく参加するメンバーでの話し合いだったため、気さくに本音トークを交し合った。職場における「今日信じられないような非常識なマナー違反」やパワハラ体質の会社の人間関係について、笑いや驚きも時に交えながら語り合った。
男性は男性なりに、女性は女性なりに「同性中心の職場のむずかしさ」が話題になった。

≪自死遺族の希望の会≫
開催日:4月16日(日)
参加人数:4人
当日の様子:
悪天候の中、初参加の方はなく、気心が知れたメンバーで、少人数だったが、肩の力が入らない話し合いができた。遺族の家族同士でも同じ気持ちになれなかったり、遠慮や傷つけあいもあることなど、本音トークの時間が持てた。久しぶりに来られた方の新生活の話も聞け、みんなで応援した。
  
 ≪こころのともしび 活動実績≫ 
開所日:25日 来訪者:118人 
個室傾聴30回、電話傾聴回数:24回 
当日の様子:
新しいスタッフが加わったり、役割が変更されるなど、一部新体制が始まった。
「ともしび」開業と同時に移転した、米山の会社が月末で業務を終了するために、清算や事務所の撤収作業などで荷物整理、大型荷物の搬出などバタバタし、落ち着かない雰囲気であった。
ゲストが少人数の日もあったが、ふだんはゆっくり話す時間がない方と雑談も含め、じっくりとお話をすることができた。
2023年07月20日 18:52

3月活動報告

こころを休憩する会
開催日:3月9日(日)
参加人数:9人
当日の様子:7人の来訪者があり、9人で話し合った。初参加が1人。
子ども時代からの親の否定的な接し方が大人になっても自分の人格形成に影響を与え、自己否定感が根強く残ること、不安定なこころの状態をどのように落ち着けたらよいか、など、「生きづらさを抱える複数の方の悩みは想いが一致し、深い話しができた。
また、自分の存在価値を認めるためには、レジリエンスや友人を持つことが大事、など心理についての深い話題で想いを共有しあうことができ、内容の濃い分かち合いになった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:3月19日(日)
参加人数:6人(来訪者5組5人,リモート相談1組1人)
当日の様子:
ともしびで5人、在宅でのZOOMで1人が相談をされた。相談の時間が終わっても、相談者同士がお互いの心の重さを語りあい、自然発生的に「分かち合い」が展開されていた。
  
 ≪こころのともしび 活動実績≫ 
開所日:29日 来訪者:153人 
個室傾聴46回、電話傾聴回数:24回 
食事提供数:113人
当日の様子:少しずつコロナ感染が落ち着き、気候もよくなってきたこともあり、多くの方が来られたり、久しぶりに来られた方同士で旧交を温める光景が見られた。
ランチの予約も、1日定員を上回る申し込みがあり、残念ながらお断りする日もあった。
新しいスタッフが参加されたり、食事担当スタッフが増えたりと、いい意味での変化が多かった。
新年度に向けて、新たなスタートで県外に離れる方が挨拶に見え、激励をしつつ別れを惜しんだ。
猫のジョゼが初めてのゲストにもよくなつくので、膝に乗せたままソファで談笑。「ジョゼさんいますか」と指名(笑)がかかることも多かった。
 
2023年05月25日 19:16

2月活動報告

こころを休憩する会
開催日:2月12日(日)
参加人数:9人
当日の様子:7人の来訪。9人でにぎやかな話し合いになった。「頭の中でいろいろな『すべきこと』がいっぱいになって、整理ができないこと」「暇になってはいけない、という脅迫感」「女性ならではの圧力」
「甘え方がわからない悩み」「死にたい気持ちがリフレインする」など、色々な課題で話しあい、各自が想いのたけを語り合った。
久しぶりに来られた方が、分かち合いの後の茶話会で出された話題に参加者が笑いながら応答する時間もあり、重苦しくなりやすい雰囲気が和らいだ。
 
 
自死遺族の希望の会
開催日:2月19日(日)
参加人数:11人
当日の様子:
初参加者2人を迎え、近年では大人数といえる参加者の分かち合いになった。
配偶者の自死の原因について、ご自分の言動を責める方のお話しは痛々しく、他の参加者からは共感する思いと、日が浅いご本人の心の傷の深さを心配する声もあった。
久しぶりに顔を見せてくれた方との再会、近況をお聞きし、元気で過ごしていることに安堵を感じた。
規定の時間を過ぎても多くの方が残って、それぞれに尽きせぬ思いを語り合っていた。
 
こころのともしび 活動実績≫

開所日:26日 来訪者:155人 
個室傾聴,電話傾聴回数:69回 (電話27回)
食事提供数 138食
当日の様子:
新しいスタッフが加わったり、調理スタッフ体制が変わるなど、新風が吹いた。
来訪者数が10人を超え、にぎやかな日もあり、ゲストがお友達を誘って来られたり、少しずつではあるが、「コロナ」感染数が下降線になってきたことも関係してか、明るさが戻ってきた。
女性が比較的多い中で、男性同士が意気投合して楽しむこともあった。
バレンタインデーにはスタッフ手作りチョコを皆さんが喜んでいた。
シェルターから独立した方々から、元気な近況をお聞きすることもあり、再会を喜び、安堵した。
2023年04月13日 18:46