広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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活動の主旨と主な内容 ≫ 月次活動報告 ≫

活動報告

9月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
広島県コロナ感染対策緊急事態宣言下にあり、会合を中止せざるを得なかった。
小さな一歩活動の始めから休まず続けていた会だけに残念だった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:9月19日(日)
参加人数:6人
当日の様子:
ZOOMで実施。6人の方が相談された。相談会以外にもゲストの来訪や電話での傾聴があった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:120人 
個室傾聴、電話傾聴回数:67回 
食事提供数:なし
当日の様子:
コロナ対策緊急事態宣言が施行され、「こころのともしび」も、昼食を中止し午後からの開放とし、人数制限を行った。換気や手指消毒を強化し,マスクの確認,距離の確保など、大きな制限の中で最小限の活動を行った。
電話で「開いていますか?」と聞かれたり、「ここは開いていてくれていてよかった」「いまはどこも閉まっていて出かける場所がなくて、、、」という話がよく聞かれ、細々でも活動を続けることの大切さを感じた。
 
2021年11月18日 19:18

8月活動報告

こころを休憩する会
開催日:8月8日(日)

参加人数:8人
当日の様子:
4人のゲストが来られ、スタッフも含め、6人で話し合いをした。初参加の方がご家族への心配ごとをお話しに来られた。出席者の方から、1人で抱え込まず、共助公助の手を利用することを周りから勧められて精神的に助かったことを話していた。なごやかな話もでて笑いあう場面も見られた。

 

自死遺族の希望の会
開催日:8月15日(日)

参加人数:3人
当日の様子:

大雨の中で公共交通機関が運休する中で、2人の方が来られ、少人数でゆっくりとした話し合いができた。亡くなった方のことを周りに伝えることの難しさ、自死を決意したことに気づきにくいことを、亡き人の思い出話をできないこと、友人とのつきあいも難しくなることなどを色々な話題が出た。ともしびの成り立ちや普段の雰囲気に関心を持たれ、来てみたいと言われた方もいらした。 

 

こころのともしび 活動実績
開所日:22日 来訪者:104人 
個室傾聴,電話傾聴回数:106回 
食事提供数 94食
当日の様子:

コロナ感染が急拡大する中、緊急事態宣言が出され、「こころのともしび」も活動が大きく制限された。23日から月末までは臨時休業、30日から活動を再開したが、その後しばらく昼食提供をお休みした。大雨や台風の影響で公共交通が止まった日にも少数でも来訪者があり、門戸を閉じないことの大切さを感じさせられ、また、改めて来てくださる方への感謝の想いを新たにした。

2021年11月17日 20:28

7月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:7月11日(日)
参加人数:8人
当日の様子:
新しい参加者2人を迎え、8人で話し合った。過去の挫折経験を重く感じて来られた方が、色々な会話をしているうちに、本人が見過ごしている、その方の得意分野に対して他の参加者から感嘆の声があがり、「自分のよい点て、自分の中では気づきにくいものかも、他人に指摘してもらうと自信につながる」という話にもなった。

≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:7月18日(日)
参加人数:4人
当日の様子:
ZOOMで実施。4人と、参加者がやや少なかったため、1人がゆっくりとお話しする時間がとれていた。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:31日 来訪者:204人 
個室傾聴、電話傾聴回数:124回 
食事提供数:148食
当日の様子:
夏の始まり、比較的涼しく過ごしやすい日が続いたためか、来訪者が多い日もあった。夏休みで、ふだんは仕事で来られない方が久しぶりに訪ねて来られることも多かった。
ゲストが10人を超える日は、換気や三密に気遣うことが多かった。来訪者同士がお互いに顔見知りになり、日にちを合わせて仲良く語り合う風景もよく見られるようになった。
コロナ感染対策のために、外出せず電話での傾聴を希望する人が月を追って増加しており、以前はすぐ対応できていたが、個室傾聴と時間が重なるために、予約してかけてもらうことも多くなってきた。
 
2021年08月26日 17:16

6月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:6月13日(日)

参加人数:8人
当日の様子:
6人のゲストが来られ、スタッフも含め、8人で話し合いをした。先月に続き、コロナ禍での過ごし方については自然と話題にのぼる。その中で、「過去のつらい記憶が突然蘇ってしまうときにどうするか」「人と、リアルな場所を共有することの大切さ(ネットではできないこと)、「ありがとう」(有難う)の対語は「無難」。無関心であたりさわりのない関係のもたらす人間関係の希薄化、など、凝縮した話題で話し合うこともできた。

  

≪自死遺族の希望の会≫ 
開催日:6月20日(日)

参加人数:8人
当日の様子:

分かち合いの前に傾聴した方が3人。分かち合いでは、代表の米山が、娘の命日が次の日で、10年になった思いをまとめた動画を参加者に見てもらった後、それぞれの想いを語った。子どもさんを亡くして日が浅い方も参加し、涙を流しながら思いを語った。一方で、長年参加してくださっている方も来られ、それぞれの立場から多くのお話しができた。 

 

こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:164人 
個室傾聴,電話傾聴回数:73回 
食事提供数 144食
当日の様子:

20日までは緊急事態宣言のため、飲食の提供を中止していたため、午後2時以降にばたばたと来訪する方が増える日が多くなり、日によっては「三密回避」に神経を使うこともあった。電話傾聴がさらに増加し、自死遺族の方や精神障がいが重い方など、県外からも多くの依頼電話があった。

21日に飲食提供を再会した後は、ランチタイムから来られ、ゆっくりとその後の半日を過ごす方の姿も多くなってきた。

2021年07月28日 19:48

5月活動報告

こころを休憩する会
開催日:5月9日(日)
参加人数:7人
当日の様子:
参加者7人。コロナ感染拡大がとまらない日々の中、話題は自然とコロナ禍での閉塞感、いきづまり、うつ的な気分の話になりがちだったので、「コロナ感染が収まったら何をしようか」など、あえて少人数でゆるやかな話題で語り合った。

≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:5月16日(日)
参加人数:8人
当日の様子:
ZOOMで実施。8人と、参加者が多く、やや慌ただしく進行した。お一人の方は、定期的な相談会とは別に渡邉先生が個別相談に応じて下さることになり、喜んでおられた。相談会参加者以外にも来られた方が多く、雑談をしたりゲームで遊んだりと、思い思いに過ごしていた。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:26日 来訪者:171人 
個室傾聴、電話傾聴回数:35回 
食事提供数:45食
当日の様子:
ゴールデンウィーク明けの6日から活動したが、中旬に広島県に緊急事態宣言が発令されたため、ランチ提供を中止。お昼どきは寂しい雰囲気になった。12日に朝日新聞の取材を受けた。記事の内容は、コロナ禍での精神的行き詰まりや自死者増加に対する代表米山の考え方や小さな一歩としての取り組みについてが中心だった。
昨年以降、強化して取り組んできた、電話やLINEでのオンライン傾聴の件数が大きく伸びていること、特に自死遺族の方から、定期的に電話される方が増えてきたことが再認識された。
一方で最近、「こころのともしび」を発見した方の中で、この時勢ならでは、息抜きや何気ない会話を楽しみに来られる新しいメンバーが増えた。
 
2021年07月28日 19:23

4月活動報告

こころを休憩する会
開催日:4月11日(日)
参加人数:9人
当日の様子:
7人のゲストが来られ、スタッフも含め、9人で話し合いをした。色々な精神療法や医療機関についての話が和やかに交わされた。親子で来られる方、子どもさんが成長して大人しく待つことができるようになったことも感慨深いものだった。初参加の方もたくさんお話しができていた。
 
自死遺族の希望の会
開催日:3月18日(日)
参加人数:7人
当日の様子:
分かち合いの少し前に本屋で見つけた「命日占い」という本は、遺族の誕生日と命日との組み合わせで、「亡くなった方から受け取るメッセージ」を占う本。故人ともう一度会って話をしたい、と切に思う自死遺族の会で、一つの気持ちの整理に役立てば、とそれぞれの占いの結果をコピーしてお渡しした。各々が読後の感想を交えながら、ご自分の今の気持ちを語りあった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:239人 
個室傾聴,電話傾聴回数:99回 
食事提供数 200食
当日の様子:
電話傾聴が多くなり、来訪者も合わせた傾聴回数は通常月の2倍近くになった。来訪されて傾聴を受けた方が、「体調が悪く、来られないが、話をしたい」と頻繫に電話をかけてこられるケースも増えてきた。その中で、「、今までの経緯や歴史,生活の状況をお話ししてきた方の電話傾聴は単発の電話相談と違い,その都度事情説明や自己紹介をしなくてもわかってくれている、という安心感があるので助かる」と言われ,個室傾聴も含め,1人1人とじっくりと向き合うことの大切さを改めて感じさせられた。
 
 
2021年05月13日 19:11

 3月活動報告

こころを休憩する会
開催日:3月14日(日)
参加人数:12人
当日の様子:
初参加者3人。スタッフも交え、12人で話し合いをした。「地元の職場の関係で居住地の福祉相談窓口が利用しにくい」という相談に共感する声が多かった。親子で来られ、「子どもさんのこころの問題をどう解決したらいいか」との相談された方には、親子別々に思いのたけを語った方がいいかも、という指摘もあった。

≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:3月21日(日)
参加人数:6人
当日の様子:
今月もZOOMでの相談になった。相談以外にもゲストが多く、にぎやかな一日になった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:31日 来訪者:217人 
個室傾聴、電話傾聴回数:91回 
食事提供数:190食
当日の様子:
暖かくなったこともあり、ゲストが多くなり、10人を超える日もあったので、三密回避に気を遣うことも増えた。幸い暖かくなったため、窓2方向と換気扇,機械換気,自動換気機をフル活動させた。傾聴人数も前月の倍近くに増えた。特に電話傾聴は、継続的に今の状況を相談するケースも増えた。
新しい仕事や勉強を始める方や、復職される方、求職活動を始める方、久しぶりに近況を伝えに来てくださった方など、年度末ならではの話も聞かれた。
 
2021年05月13日 19:10

2月活動報告

こころを休憩する会
開催日:2月14日(日)

参加人数:12人
当日の様子:
10人のゲストが来られ、12人と大人数の会になった。家族のうつや、自殺願望に悩む方が複数、初めて来られ、その方々の悩みを中心に話が続いた。当事者の立場から、家族との関わり(してもらいたかったこと、してくれたことへの感謝)について深い話があり、その発言をきっかけに参加者の気持ちがより深まったように感じられた。

 

自死遺族の希望の会
開催日:2月21日(日)

参加人数:11人
当日の様子:

来訪者が9人。スタッフも含め、11人の大人数になった。初参加の方も4人と多かったので、前半は全員で話し、後半は亡くされた方との関係ごとに3つのグループに分かれて分かち合いをした。親御さんを亡くされてから年月が経った方同士で,同じ経験をした人ならではの想いの共有をされている姿が印象的だった。分かち合い前の傾聴も4組と多く、1組の時間が少なかったことが悔やまれた。

 

アートを楽しもう会
開催日:2月12日(金)

参加人数:6人
当日の様子:

「モザイクタイルを使ったコースターや鍋敷き」作りに初挑戦。セメントの固まり方などに苦労したが仕上がってみるととても美しく、満足のいく出来だった。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:170人 
個室傾聴回数:70回 
食事提供数 154食
当日の様子:

中旬から徐々にランチ提供を再会。来訪者も12月、1月に比べて徐々に増えてきた。10人近くになる日もあり、三密回避に苦労する日もあった。電話傾聴が増え、定期的に電話をかけてくる方もあった。

前回の話の続きができるので、心の整理が徐々にできてきた、と言われる方もいた。

日曜日の自由開放の認知が定着し、午後からの来訪者でにぎわう日が多くなった。

2021年03月24日 20:20

2021年1月 活動報告

こころを休憩する会
開催日:1月10日(日)
参加人数:4人
当日の様子:
コロナ感染者が高止まりする中で、手探りの開催となった。少人数ではあったが、ゆったりとひとり一人の話に耳を傾けることができた。話題はやはり、コロナ禍と寒波の中で、生活が閉塞的になることに伴って、気持ちもうつ的になる、という話が多かった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:1月17日(日)
参加人数:7人
当日の様子:
渡邊医師によるこころの相談会に7人の方が来られ、ZOOMでの傾聴にも慣れてスムーズに行うことができた。偶然久しぶりに立ち寄られた方が空き時間があり、先生とお話しをすることができた。以前と比べて、色々な面でよくなったことを報告され、喜んでお帰りになった。相談会以外にもゲストが立ち寄られ、相談時間の前後にも楽しく会話がはずんでいた。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:158人 
個室傾聴、電話傾聴回数:55回 
食事提供数:128食
当日の様子:
先月から続いて、ゲストへのランチを中止していたので、食事人数は少なく、寂しく感じた。寒さの中で、換気に苦労した。午後から少しずつ来られ、それぞれにゆっくり過ごしたり、猫と戯れる様子が多かった。
電話傾聴が徐々に増えており、孤立や孤独を訴える、長い電話も多かった。
そんな中でも、精神的に安定して次の、自立した生活に向かう人の姿があり、うれしくもありさびしくもありの新年だった。
 
2021年03月24日 19:51

12月活動報告

202012アートの会クリスマスリース
こころを休憩する会
開催日:12月13日(日)
参加人数:5人
当日の様子:
広島県・広島市のコロナ感染拡大防止集中対策発表の直後だったためか、参加人数は少な目だったが、参加者の方から重みのある言葉を聞くことができ、コロナ禍の中でも、少数でもできる限り開いていこうと思わせる会だった。
 
自死遺族の希望の会

開催日:12月20日(日)
参加人数:6人
当日の様子:
コロナ禍拡大の影響か、事前申し込みがあった数名の方からキャンセルがあり、こじんまりとした会になったが、そのような時ならでは、1人の参加者が投げかけた相談に対して、参加者がそれぞれの経験や思いをもとに、思いやりのある助言を返していた。当事者でなければできない言葉かけが印象的だった。
 
アートを楽しもう会
開催日:12月11日(金)
参加人数:6人
当日の様子:
「クリスマスリース作り」。ダンボールをドーナツ型に成型し、オーナメントを貼り付けた上にカラースプレーで固めた上にリボンや飾りを貼り付ける、という方法。簡単に作れ、見栄えのよいリースができたと参加者がみんな喜んだ。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:25日 来訪者:115人 
個室傾聴回数:52回 
食事提供数 142食
当日の様子:
12日に広島県・広島市が「コロナ感染拡大防止集中対策」を発令したことを受け、「こころのともしび」での、ゲストへのランチ提供を一旦中断することになった。また、「不要不急の外出の自粛」規制の呼びかけもあり、来場者は減少したが、できることだけでも細々と続けていこうという意志のもと、傾聴や自由な来訪は現状を維持した。その結果、平均4~5人の来訪が続いた。一方で電話やLINEによる傾聴は増加した。
 
 
2021年01月13日 17:47