広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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活動の主旨と主な内容 ≫ 月次活動報告 ≫

活動報告

2022年1月活動報告

こころを休憩する会
開催日:1月9日(日)
参加人数:5人
当日の様子:
年明けからコロナ感染が急拡大し、前日(8日)に広島県コロナ感染蔓延防止対策期間となったためか、年明け早々の分かち合いは人数が少なく、寂しい年明けとなった。重苦しい雰囲気の中で、後半,面白い話をしに来てくださった方がいらして、話から笑いが広がることもあり、参加者の心が救われた気持ちになった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:1月16日(日)
参加人数:4人
当日の様子:
ZOOMで実施。4人の方が相談された。久しぶりに相談された方は「こころが救われました」と喜ばれていた。家族関係で深刻な悩みを持つ方は、先生から、深く具体的な助言をいただいたことで明るい顔で帰られた。当日は、相談会以外にも傾聴に来られる方も多く、あわただしい一日になった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:147人 
個室傾聴52回、電話傾聴回数:30回 
ヒーリング:5人
食事提供数:24人
当日の様子:
コロナ感染が一段落つき、ほっとした年末も束の間、1月9日にまん延防止等重点措置の適用となった。「こころのともしび」も,10日から、飲食の提供はすべて中止、1時からの開場とせざるをえなかった。
寒さが厳しい中でも、3か所の窓を全て開け、「今日も寒いですね」がゲストとの挨拶がわりの言葉になった。その中で、「外出する場所がなくなって、人と会うことも少なくなった。屋外に出かける気持ちにもなれない。ここで気持ちが救われている」という声を聞くたびに「制限された活動でも『ともしび』は灯し続けよう」との思いを新たにした。
 
2022年02月24日 11:20

12月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:12月12日(日)

参加人数:9人
当日の様子:7人の来訪者があり、9人で話し合った。久しぶりに参加された方もあり、気分の浮き沈みが短期間で繰り返し、とてもしんどかったが、人のいるところに行こうと勇気を出して来た、と言われた。
 コロナ対策で外出が制限されることもあってか、夫婦や親子など、家庭内でのパワハラ、モラハラに苦しむ人が増えていることを実感した。心身の状況が好転し、いまは安定している方が飛び入り参加され、ご自分の経験をもとにさりげなく助言してくださり、参加者が深くうなずきながらお話を聞いていた。

 

≪自死遺族の希望の会≫
開催日:12月19日(日)

参加人数:11人
当日の様子:

新しい参加者2人を交え、命日反応(命日が近づく季節になると意識していなくても気分が落ち込んだり、辛いことが思い浮かんでくる)について、遺族が皆抱えている悲嘆について全員が共感しつつ話し合いをした。初参加の方は、分かち合いの前の個別傾聴でも辛い思いを多く語っていた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:191人 
個室傾聴,電話傾聴回数:96回
ヒーリング:17回 
食事提供数 116食
当日の様子:

コロナ感染がややおさまっていた12月は1日の来訪者が10人を超え、ランチ提供も定員いっぱいになる日も多かった。11月から始めた「リラクゼーション」は毎回、一部の方にお断りしなくてはいけないほどの人気だった。
年末のごあいさつに久しぶりに来てくださった人もあった。ゲストから、観光地に行ったお話や年末の予定などを聞くこともあり、おだやかでにぎやかな1か月だった。

2022年02月04日 10:52

11月活動報告

≪こころを休憩する会
開催日:11月14日(日)

参加人数:8人
当日の様子:
子どもさんの様子を心配する方からのお話しをきっかけに、親子関係の難しさについて親の立場、子どもの立場からそれぞれの想いを語り合った。子どもの立場からの想いを語る方の人数が多く、親の立場の方には辛い想いがあったかも、と反省した。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:11月21日(日)

参加人数:7人
当日の様子:
ZOOMで実施。7人の方が相談された。急きょキャンセルもあり、当日2人が変更した上で相談をされた。相談以外にもゲストや電話傾聴も多く、慌ただしい1日になった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:204人 
個室傾聴、電話傾聴回数:108回 
ヒーリング:17人
食事提供数:126人
当日の様子:
今月から新たに「ヒーリングマッサージ」を毎週火曜日に始めた。無料、事前予約不要のため、多くの方が気軽に身体をほぐしに来られるようになり、喜んでお帰りになった。
ランチの希望者が多く、定員を6人にしているためにお断りすることもあり、申し訳ない気持ちになった。以前のように、人数制限なく自由に語りながら大皿の料理を取り分けるような、楽しい食事が戻る日が待ち遠しいと思った。
 
2022年01月13日 19:33

10月活動報告

こころを休憩する会
開催日:10月10日(日)
参加人数:10人
当日の様子:
2ヶ月ぶりの分かち合いに8人の来訪者があり、10人で話し合った。気分の浮き沈みのこと、1人で家にいて心の本を読むふけっているとかえって気持つが落ちることなどが参加者の中から聞かれた。自分を責める気持ちをやわらげる方法、1人で過ごすことも大切なこと、落ち込んでいる自分を素直に認めて受け入れること、「いやなことはいや」と自分を開放することなど、様々な意見が交わされた。
 
自死遺族の希望の会
開催日:10月17日(日)
参加人数:10人
当日の様子:
久しぶりに多くの参加があり、色々なお話しができた。ご家族を亡くされてまだ日が浅い方が、日常生活を必死に維持しながら、一方でご自分を責めている姿が痛々しく、長く涙ながらのお話しを聞いた。故人の友人が訪ねてきて生前のお話しをしてくれるのは嬉しい半面、辛い気持ちも大きいとお話しされた方もいた。何回か来られている方が、初めの頃に比べて少し気分が明るくなれてきたと言われ、にこやかな顔も時々見せられたことに安堵させられるひとときもあった。 
 
こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:167人 
個室傾聴,電話傾聴回数:96回 
食事提供数 109食
当日の様子:
緊急事態宣言が解除されたことに伴い、4日から,席の間のパーテーションを強化,人数制限をしながら昼食を再開した。コロナの感染数がやや沈静化し、久しぶりに来られてランチ、お茶や差し入れの銘菓を喜ばれる方も多かった。
 
 
2022年01月13日 18:50

9月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
広島県コロナ感染対策緊急事態宣言下にあり、会合を中止せざるを得なかった。
小さな一歩活動の始めから休まず続けていた会だけに残念だった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:9月19日(日)
参加人数:6人
当日の様子:
ZOOMで実施。6人の方が相談された。相談会以外にもゲストの来訪や電話での傾聴があった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:120人 
個室傾聴、電話傾聴回数:67回 
食事提供数:なし
当日の様子:
コロナ対策緊急事態宣言が施行され、「こころのともしび」も、昼食を中止し午後からの開放とし、人数制限を行った。換気や手指消毒を強化し,マスクの確認,距離の確保など、大きな制限の中で最小限の活動を行った。
電話で「開いていますか?」と聞かれたり、「ここは開いていてくれていてよかった」「いまはどこも閉まっていて出かける場所がなくて、、、」という話がよく聞かれ、細々でも活動を続けることの大切さを感じた。
 
2021年11月18日 19:18

8月活動報告

こころを休憩する会
開催日:8月8日(日)

参加人数:8人
当日の様子:
4人のゲストが来られ、スタッフも含め、6人で話し合いをした。初参加の方がご家族への心配ごとをお話しに来られた。出席者の方から、1人で抱え込まず、共助公助の手を利用することを周りから勧められて精神的に助かったことを話していた。なごやかな話もでて笑いあう場面も見られた。

 

自死遺族の希望の会
開催日:8月15日(日)

参加人数:3人
当日の様子:

大雨の中で公共交通機関が運休する中で、2人の方が来られ、少人数でゆっくりとした話し合いができた。亡くなった方のことを周りに伝えることの難しさ、自死を決意したことに気づきにくいことを、亡き人の思い出話をできないこと、友人とのつきあいも難しくなることなどを色々な話題が出た。ともしびの成り立ちや普段の雰囲気に関心を持たれ、来てみたいと言われた方もいらした。 

 

こころのともしび 活動実績
開所日:22日 来訪者:104人 
個室傾聴,電話傾聴回数:106回 
食事提供数 94食
当日の様子:

コロナ感染が急拡大する中、緊急事態宣言が出され、「こころのともしび」も活動が大きく制限された。23日から月末までは臨時休業、30日から活動を再開したが、その後しばらく昼食提供をお休みした。大雨や台風の影響で公共交通が止まった日にも少数でも来訪者があり、門戸を閉じないことの大切さを感じさせられ、また、改めて来てくださる方への感謝の想いを新たにした。

2021年11月17日 20:28

7月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:7月11日(日)
参加人数:8人
当日の様子:
新しい参加者2人を迎え、8人で話し合った。過去の挫折経験を重く感じて来られた方が、色々な会話をしているうちに、本人が見過ごしている、その方の得意分野に対して他の参加者から感嘆の声があがり、「自分のよい点て、自分の中では気づきにくいものかも、他人に指摘してもらうと自信につながる」という話にもなった。

≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:7月18日(日)
参加人数:4人
当日の様子:
ZOOMで実施。4人と、参加者がやや少なかったため、1人がゆっくりとお話しする時間がとれていた。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:31日 来訪者:204人 
個室傾聴、電話傾聴回数:124回 
食事提供数:148食
当日の様子:
夏の始まり、比較的涼しく過ごしやすい日が続いたためか、来訪者が多い日もあった。夏休みで、ふだんは仕事で来られない方が久しぶりに訪ねて来られることも多かった。
ゲストが10人を超える日は、換気や三密に気遣うことが多かった。来訪者同士がお互いに顔見知りになり、日にちを合わせて仲良く語り合う風景もよく見られるようになった。
コロナ感染対策のために、外出せず電話での傾聴を希望する人が月を追って増加しており、以前はすぐ対応できていたが、個室傾聴と時間が重なるために、予約してかけてもらうことも多くなってきた。
 
2021年08月26日 17:16

6月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:6月13日(日)

参加人数:8人
当日の様子:
6人のゲストが来られ、スタッフも含め、8人で話し合いをした。先月に続き、コロナ禍での過ごし方については自然と話題にのぼる。その中で、「過去のつらい記憶が突然蘇ってしまうときにどうするか」「人と、リアルな場所を共有することの大切さ(ネットではできないこと)、「ありがとう」(有難う)の対語は「無難」。無関心であたりさわりのない関係のもたらす人間関係の希薄化、など、凝縮した話題で話し合うこともできた。

  

≪自死遺族の希望の会≫ 
開催日:6月20日(日)

参加人数:8人
当日の様子:

分かち合いの前に傾聴した方が3人。分かち合いでは、代表の米山が、娘の命日が次の日で、10年になった思いをまとめた動画を参加者に見てもらった後、それぞれの想いを語った。子どもさんを亡くして日が浅い方も参加し、涙を流しながら思いを語った。一方で、長年参加してくださっている方も来られ、それぞれの立場から多くのお話しができた。 

 

こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:164人 
個室傾聴,電話傾聴回数:73回 
食事提供数 144食
当日の様子:

20日までは緊急事態宣言のため、飲食の提供を中止していたため、午後2時以降にばたばたと来訪する方が増える日が多くなり、日によっては「三密回避」に神経を使うこともあった。電話傾聴がさらに増加し、自死遺族の方や精神障がいが重い方など、県外からも多くの依頼電話があった。

21日に飲食提供を再会した後は、ランチタイムから来られ、ゆっくりとその後の半日を過ごす方の姿も多くなってきた。

2021年07月28日 19:48

5月活動報告

こころを休憩する会
開催日:5月9日(日)
参加人数:7人
当日の様子:
参加者7人。コロナ感染拡大がとまらない日々の中、話題は自然とコロナ禍での閉塞感、いきづまり、うつ的な気分の話になりがちだったので、「コロナ感染が収まったら何をしようか」など、あえて少人数でゆるやかな話題で語り合った。

≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:5月16日(日)
参加人数:8人
当日の様子:
ZOOMで実施。8人と、参加者が多く、やや慌ただしく進行した。お一人の方は、定期的な相談会とは別に渡邉先生が個別相談に応じて下さることになり、喜んでおられた。相談会参加者以外にも来られた方が多く、雑談をしたりゲームで遊んだりと、思い思いに過ごしていた。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:26日 来訪者:171人 
個室傾聴、電話傾聴回数:35回 
食事提供数:45食
当日の様子:
ゴールデンウィーク明けの6日から活動したが、中旬に広島県に緊急事態宣言が発令されたため、ランチ提供を中止。お昼どきは寂しい雰囲気になった。12日に朝日新聞の取材を受けた。記事の内容は、コロナ禍での精神的行き詰まりや自死者増加に対する代表米山の考え方や小さな一歩としての取り組みについてが中心だった。
昨年以降、強化して取り組んできた、電話やLINEでのオンライン傾聴の件数が大きく伸びていること、特に自死遺族の方から、定期的に電話される方が増えてきたことが再認識された。
一方で最近、「こころのともしび」を発見した方の中で、この時勢ならでは、息抜きや何気ない会話を楽しみに来られる新しいメンバーが増えた。
 
2021年07月28日 19:23

4月活動報告

こころを休憩する会
開催日:4月11日(日)
参加人数:9人
当日の様子:
7人のゲストが来られ、スタッフも含め、9人で話し合いをした。色々な精神療法や医療機関についての話が和やかに交わされた。親子で来られる方、子どもさんが成長して大人しく待つことができるようになったことも感慨深いものだった。初参加の方もたくさんお話しができていた。
 
自死遺族の希望の会
開催日:3月18日(日)
参加人数:7人
当日の様子:
分かち合いの少し前に本屋で見つけた「命日占い」という本は、遺族の誕生日と命日との組み合わせで、「亡くなった方から受け取るメッセージ」を占う本。故人ともう一度会って話をしたい、と切に思う自死遺族の会で、一つの気持ちの整理に役立てば、とそれぞれの占いの結果をコピーしてお渡しした。各々が読後の感想を交えながら、ご自分の今の気持ちを語りあった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:239人 
個室傾聴,電話傾聴回数:99回 
食事提供数 200食
当日の様子:
電話傾聴が多くなり、来訪者も合わせた傾聴回数は通常月の2倍近くになった。来訪されて傾聴を受けた方が、「体調が悪く、来られないが、話をしたい」と頻繫に電話をかけてこられるケースも増えてきた。その中で、「、今までの経緯や歴史,生活の状況をお話ししてきた方の電話傾聴は単発の電話相談と違い,その都度事情説明や自己紹介をしなくてもわかってくれている、という安心感があるので助かる」と言われ,個室傾聴も含め,1人1人とじっくりと向き合うことの大切さを改めて感じさせられた。
 
 
2021年05月13日 19:11