広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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ともしび 日々通信

都会の一角、ささやかに植物を増やしました

5月になって、一気に園芸意欲が高まり(といっても素人の鉢植え園芸ですが(^_^;))
いくつか、増やしてみました。
冬にはしょんぼりしていた子達も元気に復活。植物を見ていると、いのちのたくましさを感じて
好きです。

本当は、昨年のオープン前にもっとお花を植えておきたかったのですが、
当時、肩を骨折していたので、自分でいろいろな作業ができず(>_<)
1年越しになってしまいました。
もう少ししたら、ひまわりを植えたいと思っています(*^_^*)
2016年05月19日 18:05

これも何かのご縁です(^・^)

先日、すてきな偶然がありました。

スタッフの薬剤師の紹介で、薬剤師であり、臨床検査技師でもある方が来られていました。(Aさんとする)
スタッフとして何か役に立てれば。でも、「何をしたらいいか」よくわからない、と言われました。
「こころのともしび」に傾聴で来られる方には、心身の不調で通院している方も多く、
その診断結果や処方箋について疑問や不安を持っている人も多いので、
特に医療や薬のプロの方には専門知識もふまえてお話しを聞き、助言してほしいとお願いしましたが、
「自分で力になれるかしら、、、」と不安な様子でした。

その時、占い相談が終わって、個室から出てこられたのは病気について、不安で不安で仕方ない方。
色々な検査を受け、医師や周りの人が「心配しなくても大丈夫」といっても、
1人になると不安が膨張してしまうのです。(Bさんとする)
傾聴していても、検査結果値や医師の診断について、私ではうまく理解できず、無責任なことも言えず、
「そうですね~。」で終わってしまっていました。

「そうだ,Aさんなら」。
Aさんに、早速で申し訳ないのですが、とお願いしたところ、快く受けてくれて、
Bさんの話を聞いてもらいました。病院の検査や処方箋について、
プロですからするすると回答してくれて、「心配しなくて大丈夫」と力づけてくれました。

「大丈夫」の言葉も、プロが自信をもって言う言葉は、100倍力です。

「なんて偶然でしょう、たまたま同じ時間に居合わたからこんな助言がもらえたのですよ。
これも何かのご縁ですよね~」とAさんもBさんも、何度も繰り返しました。

Bさんにとってもちろん、Aさんも「こんな形でお役に立てるなら、、、」と手ごたえがつかめたうれしい偶然だった様子。

こういう、人の力に偶然の恩恵が重なること、「神様」のおかげと感謝します。
2016年05月15日 13:46

「その話、面白いね。」という好奇心が人を元気にする

最近ちょっとうれしいことがありました。

近年、不安障害とうつに悩んできた方が傾聴に来られていました。
その方(Aさん)は、元気な頃に長年、ある楽器の先生をされていたのです。
でも、最近はその気力がなく、奏でることも音色を聴くこともできずにいました。

私たちは、その方が今抱えているこころの問題をなんとか軽くできないかと
一緒に悩み、考えていました。でもなかなか簡単に解決がつくものではありません。

傾聴が終わって、一緒にお茶を飲んでいるとき、その場にいた別の利用者さんが声をかけてきました。
その方(Bさん)も音楽が好きな方です。

話の途中で、Aさんが長年親しんできた楽器や曲の話になりました。
Aさんが相談者と知らないBさんは、その楽器の話が面白い、と身を乗り出して話を聴きます。
「最近元気がなくて楽器にも触れていないし、音色も聴いていない」と言いながらも、
Bさんと話をするAさんの目に力が戻り、声にも張りが出てきました。

「代表的な曲ってこれですよね」とBさんがスマホを検索し、音色を出すと
Aさんの目は輝き、凛として、その曲について“プロの目で”熱心に楽しそうに語りました。

「Aさん、今度一緒にCDを聴きましょうよ。また曲のお話しをしてくださいね」と声をかけて送り出すと、
Aさんは目にいっぱいの涙をためて、何度も何度もお礼を言いながら帰りました。

その姿を見ていたBさんは「自分はAさんの状態を知らずに余計なおしゃべりに熱中してしまった」と反省してましたが、
「とんでもない、Bさんと話しているうちに、Aさんの目に光と力が戻って、声が違ってきましたよ」と私は何度もお礼を言いました。

私たちは何をしてきたんだろう。
Aさんを何とか元気にしたい、励ましたいと思うあまり、今の、弱くなっているAさんばかりを見すぎていたのではないか。

もともと、Aさんは何十年間も人に音楽を教えてきた、強い生きがいを持って生きてきた人なのです。
忘れかけていた「その強さ」を、Bさんが純粋な好奇心をもってよみがえらせたのです。

「こころのともしび」では時々こんな光景が見られます。
傾聴を担当する我々も、限られた人生経験や知識しか持っていませんし、価値観も限られています。
ときには、色々な人生経験や興味関心を持った利用者さん同士、気があう仲間同士の方が力づけになることがあります。

「ピアサポート」ってこういうことじゃないかな。

2016年04月27日 13:53

4月、和やかな日々

WAM助成金の報告書も提出し、やれやれ。ほっとして穏やかな新年度が始まりました。

3月31日、朝日新聞広島総局の記者の方の取材を受けました。
スタッフが2ショットをパチリ。取材記者さんと一緒に写真を撮るのは初めてだな(*^_^*)

今日4月7日は、スタッフの写真を利用者さんが撮影してくれました。
これも、結構珍しいこと。みんなで一緒に、スタッフがお土産で買ってきてくれた野菜の砂糖菓子(?)を食べました。
最近、利用者さんが手土産にお菓子を持ってきてくれることも多く、
「ともしび」にはいつもお菓子があります。
昼食後にお茶を飲みながらいろいろなお菓子をつまむ、ほんのりとした時間。

甘いものってやっぱりおいしいな(*^_^*)
2016年04月07日 17:54

2015年度(6月~3月)の活動報告書

「こころのともしび」は昨年6月21日に活動を開始、2015年度末(3月31日)までに233日活動し、延べ636人の方をお迎えしました。
個室で傾聴を行った回数は156回、整体,ヒーリング,占いなどの専門サービスの回数は200回。
昼食提供数は917食となりました。

毎日はコツコツと数人の方と向き合い、お話しを聞き、テーブルを囲んで談笑し、
体やこころの回復の助けになる技術を提供し、日々が過ぎましたが、
こうして合計数を数えてみると、我ながら、1年足らずの間に、こんなになるんだなあ、と感慨深いものがあります。

何より、初めのお約束どおり、「毎日開いている」状態を作れたことに安堵しています。

利用者のみなさん、よく来てくださいましたね。おかげで私たちの大きな励みになりました。
ボランティアスタッフのみなさん、よく頑張ってくれました。毎日の働きなしにはできないことです。

4月1日、新たな1年間もこつこつと続けていきたいと思います。

独立行政法人社会福祉医療機構へ
「社会福祉振興助成事業 活動報告書」を提出しました。

PDF版はこちら
2016年04月01日 19:05

入口がわかりやすく、入りやすいように改善しました

★GW期間中の休業について★

4月29日~5月5日は主催者長期不在のためお休みをいただきます。
突然で申し訳ありませんが、よろしくご了承ください。

2016年03月24日 21:19

季節の変わり目は体をこわしやすいとき

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昨日(3月10日)から、スタッフやスタッフの周りで体調を崩す人が相次ぎ、
「こころのともしび」にもその影響が(>_<)

12日(土曜日)の担当者がインフルエンザで急きょお休みになり、
運悪く、もう一人のスタッフにも急用ができ、
私(米山)は、その日、岡山市の自死遺族会のゲストで出かけるため、代わりができず。

やむなく、初めて「臨時のお休み」をとることになりました。

昨日(10日)は、調理スタッフが向かうJRの中で急病の人がいて、そのために電車が遅れ。
いつも食事をおまかせっきりの私やスタッフは慌てふためきましたが、ほどなく到着して「やれやれ」
と思ったら、今日(11日)の調理スタッフが高熱でダウンしたと夜、連絡が。。。。

先日、青森みやげに買ってきた郷土料理 いちご煮 の汁を使った、たきこみご飯どんぶり(ご飯の上に、いくらと錦糸卵、野沢菜をトッピング)と
これまた、青森で買った「海鮮茶漬けのもと」ですまし汁、家の冷凍庫に眠っていた「手羽先ぎょうざ」を焼きました。

寒暖の差が大きくて風邪が引きやすいうえに、今年のインフルエンザの流行もまだ終焉していない様子。

大事な約束がある方、くれぐれも体を大切に。無理せず、手洗いうがいをしっかりと(>_<) 
 



 

2016年03月11日 13:32