広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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ともしび 日々通信

1人1人に届いたらいいな、「子どもとの関わり方」勉強会

10月31日、11月28日と2回シリーズで行った勉強会は、講師の山中先生がご自分自身や
ご家族にあった、実際の体験をもとに、ゆらぎやすく、傷つきやすい思春期のこころの変化について
真に迫るお話をしてくださいました。

「目の前にいる子どもの変化に対して『何とかできないか、何をしたらいいか』と考えがちだが、
思春期の子どもの心の揺らぎは、家族、特に母親のこころの『写し鏡』。
まず、自分自身や家族全体の心のあり方や、生き様を振り返り、親がハッピーに生きていることが大切」
という言葉が学説理論だけでなく、実践的な事例を基に語られただけに、説得力がありました。

特に、2回目の「実践編」では、
出席者1人1人と語り合い、困りごとを質問しながらこれに答える形で講義が進み、
後半はみんなでテーブルを囲んで「分かち合い」形式で進行。

ただ聞いて学ぶだけでなく、
自分自身の心を開きながら、会話しながら学ぶ勉強会は、
アットホームな「こころのともしび」で開催するよさかな、と自画自賛しています(^_^;)
2015年12月08日 18:16

最近のお昼ご飯4連作(*^_^*)

目指すのは「囲炉裏端型コミュニケーション」

先週の土曜日(11月28日)、「こころの健康相談会」に協力いただいた渡邉直樹先生が
次の日の29日に、講演会「こころの悩みと対処法」(安芸区民文化センター)
に登壇されたので、講演会を聞きに行きました。

当日の主催は医療法人あさだ会とNPO法人生活の発見会・瀬戸内支部です。
主催者でもある、浅田病院の浅田先生と渡邉先生が続いてお話しをされました。
お2人とも、お話しの内容はとても胸に迫る学びが多いものでした。

浅田先生の講演の中で
「一緒に悩んで一緒に考えてくれる人のイメージがその人のこころの中に生きているかどうかが心の健康を大きく左右する」という言葉に深く納得しました。

「ハウツーではない広い意味での悩みへのベストな対処方法」として、
『人とのつながりの中において、「情緒的に良い経験」を積み重ねることが重要』
(たとえば、自死念慮のある人に、助言や励ましではなく、自分がどんな苦痛を経験しているのかを一生懸命理解しようとして耳を傾けてそばにいてくれる目の前の存在によって癒される)
『言葉だけでなく、非言語的な雰囲気や接触感、温度感、トーン=“囲炉裏端方コミュニケーション”』が大切
『こころの二階建て理論』1階部分に安心感や安全、心が明るくなる気分があり、その上の2階部分に問題解決のため方法論があれば自分のペースで、心的苦痛を心の中に保持する(よりよく悩む)ことができる』

は、本当にその通りだと思いました。

続いてお聞きした渡邉先生の「森田療法」についての説明も、とても腑に落ちるものでした。
森田療法は「どうにも仕方のない事実はそのままにして、とりあえずは、外界観察や作業を行い、本来の自分を取り戻すための行動療法」。

とらわれ、行動停止、ひきこもりにある人が、あるがままの自分を素直に受け入れた上で「その自分ができることをし、自然治癒力を高める」ことを目指す。

回復に欠かせないのが「周囲の人間や機関の連携による傾聴や共感」だそうです。

お2人の先生のお話しを聞いて、「こころのともしび」で目指しているものが「間違っていない」と確認した気持ちがしました。
今はまだ未熟で、十分に果たせているか不安ですが、目指すものを信じて一歩一歩進んでいきたいと思います。

次回、渡邊先生の「こころの健康相談会」は1月24日です。

2015年11月26日 16:52

自然の力とおいしさがいっぱい!「ちえこさんの料理教室」

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先週の木曜日(11月12日)に
今村千恵子さんの「こころとからだにやさしい料理教室」がありました。

第1回目は「発酵料理」について。
天然の発酵を生かした料理のおいしさ、栄養価、健康によいことなどを
雑談も交えて、とても楽しく学びました。
その日は、手作りの塩麹をアレンジして、千恵子さんが作った
「にんにく塩麹」や「しょうが塩麹」「鰹節塩麹」「トマト味塩麹」を味見しました。
(味見に夢中になり、写真を撮り忘れた、残念!)

どれも、すごく美味!普通に売られている「塩麹」とは全然味が違う、と思ったら
市販品の「塩麹」は、販売用に、容器の中で膨らまないように麹の発酵力をすでに消しているので
いわば「生きていない麹」だそう。

お持ち帰りは、千恵子さんの「自家製 天然麹」を使った「塩麹」(^_^)

持ち帰った麹は、生きているので発酵が進んで、元気に、おいしく育っていくのです。

1週間くらい日々かき混ぜてやると食べられる、と聞き、毎日かき混ぜていましたが、段々塩麹が育ってきているのが目の前でわかります。
明日くらいが食べ時かな?楽しみ(*^_^*)

お酒が好きな我が家、そして果物が好きな私にとって、他にも魅力的な「発酵調理」の方法も聞きました。
それは、
果物を適当に切って、びんに詰め、紙ふたをしておいておくと、自然とお酒になり、さらに酢になる、という話。
何とも驚くほど簡単でかつ、「体にもこころにも優しい」発酵の力です。

季節の果物である柿を使って、「柿酒」づくりに挑戦しようと思います。

2時間の料理教室は、千恵子さんのニューヨークでのボランティアの話や、
アメリカ人と日本人の食文化の違いなど、話が盛り上がって、あっという間でした。

次は12月10日(木)。お昼ご飯時間から。
テーマは
「野菜や果物から作るドレッシング、たれ調味料」。

これも楽しみです。

皆さんもぜひご参加ください(^_^)

2015年11月18日 19:14

最近のおひるごはん、8連発(#^.^#)

目の前にいる1人のために

昨日「こころのともしび」での「自死遺族の希望の会」では7人の遺族の方から来られました。
初めての方が1人、久しぶりに来られた方が1人。

自死遺族の希望の会を初めて、そろそろ丸3年。

毎回、なんらかの手作り軽食を用意するのですが、作りながら、毎回、
「今回こそは、誰も来ないかもしれないな~。そうしたらこの食事は全部持って帰って家で食べることになるな~」
と考えつつも、いろいろ用意しています。

今回もそんな風に思いながら用意して来たら、
久しぶりに来られた方が
「次も行こう、今回は行こう、と思うのに体調が悪くて来られなかった。
半年ぶりです。この会があって、本当によかった、救われた」と言ってくださったことが
心の中に深くしみこみました。

「いっぺんにたくさんの人の心を救うことはできない、
でも1人ならできるでしょ」とはマザーテレサの言葉。

1人でも「この会があってよかった、心が救われた」と言ってくださるうちは
しんどくても、迷うことがあっても、自信がないからと弱気にならずに
細々とでも、灯りをともし続けたいと思いました。
2015年11月09日 23:19

「体とこころにやさしい」料理教室を始めます

「こころのともしび」木曜日にお料理を作ってくださる 今村ちえこさんは
体やこころにやさしい、自然のチカラを生かした料理の専門家。
11月から第2木曜日に、今村ちえこさんの「体とこころにやさしい」料理教室を始めます(#^.^#)
自然の素材を「そのまま、あるがままに」。酵母など、自然のチカラをそのまま体にいただくことで
体にやさしい、心もほっとする料理のレシピや調味料の作り方など。(何より、とても簡単(^_^;)料理下手の私でもできそう)

コンセプト
【食は心に深く関わります。体も心も笑顔になれる食を簡単にをテーマにお伝えしたいと思います】

第1回(11月12日) 昼食終了後(13時30分から2時間程度)
①日本に根付く発酵。役割とその使い方。
第2回(12月10日) (時間:同上)
②ドレッシング、たれ、野菜や果物を使って。
第3回(1月※日にち未定)
③何か1品 お野菜を色々アレンジ。

参加費は2500円。当日は作った調味料や保存食品をそのまま持ち帰って、ご自宅でも活用できちゃいます!
料理教室の前にまず、ちえこさん作のおひるごはんを食べてから、というのもgood!

ぜひふるって参加ください。

【定員】10人
【お問い合わせ、申し込みは】
こころのともしび  電話082(274)0414 mail:info@chiisanaippo.com またはお問い合わせフォーム
2015年10月26日 21:34

子育てに悩む親御さん、想いを分かち合いましょう

こころのともしびには、お子さんの発達障害や引きこもり、突然の心の不調などに苦しむ親御さんも多く来られます。
お話をお聞きしていると、子どもさんにとってよかれ、と一生懸命取り組む親御さんの姿に心が打たれます。
一方で、かつて自分がそうだったように、「何か手はないか」「これでダメなら他の手はないか」と
次々に解決策を探すあまり、自分自身を追いつめてしまうことも。。。

そんな親御さんに聞いていただきたい、と
今月 10月31日(土)と11月28日(土)、午後1時30分から「こころのともしび」で
「子どもとの関わり方」を学ぶ勉強会を行うことにしました。
こじんまりとした人数で、お互いの気持ちを分かち合える場としたいと思います。

必要とする方がお互いにつながることを祈りつつ。

開催要項の詳細は → コチラ
申込みは → 「お問い合わせフォーム」か


2015年10月13日 10:23

アオギリと青虫と秋の花

順調に成長して、木らしい感じになってきたど根性アオギリでしたが、
昨日、チョウの青虫に食べられるという受難がありました。
半日間で葉っぱが穴だらけに(>_<)
ここで、殺虫剤を使えば、幼虫は簡単に撲滅できるのですが、
何だかそれもかわいそうな、、、虫の方も必死に生きようとしているのですから、、、
生命力が強く、葉も多く茂っているアオギリに「がまんしてやれ」と様子を見ていましたが、
あまりの惨状に、青虫ごと葉っぱを切り、土の上に置いておきました。
すでに2~3匹はサナギになっていたので、それは残してやりました。

今日見てみたら、葉はしなびていました。
青虫の姿はありませんでした。
青虫は新しい食糧を求めてどこかにたどり着いたでしょうか。
アオギリにも、青虫にも命があります。
両方生かしてやるのは難しいとはいえ、どうしてやったらよかったのかな、と気になります。

金曜日、お話に来た方が庭先の秋の花を持ってきてくださいました。
今年は十五夜の月見も逃した私でしたが、その日のお汁のサトイモを団子に見立て、
ささやかなお月見にしました。

2015年10月04日 19:55