6回目の命日(キリスト教では昇天記念日)の昨日は、たくさんのお花に囲まれた静かな1日になりました。
あゆみの幼馴染のお母さん、大学時代の親友、小さな一歩のメンバー、次女の婚家のお義母さん、、
そして東京では次女夫婦も。
長いつながりの方も、新しいつながりの方も、
歩美のためにお花を下さったことに大きな感謝を感じます。
最近、ともしびの庭にあるハイビスカスの鉢から「こどもの芽」が芽吹き、すくすくと育っています。
このハイビスカスは、歩美が暮らしたアパートの遺品整理をしていた6年前の今ごろ、
縁側に小さな苗が置きざりになっていたものを私が持ち帰って育ててきました。
毎年、冬になると葉が落ちるのですが、春には葉が出てきれいな花が咲いていました。
今年は春になっても葉もつぼみも出てきません。
「冬越しできずに死んでしまったのか」と心配して、枝の様子を見てみると、幹の中心は緑で水分が通っており、生きていることがわかります。
「どうしたのかな、生きているなら何とか春の息吹を見せてほしいな」と思っていたら
5月ぐらいから鉢の中から、子どもの幹がぐんぐんと成長してきました。
がんばれ、子ども、そして母の幹もがんばれ、と声をかけながら水やりをしています。
こういう植物のたくましさが私は好きです。
厳しい冬にあって、地上で枯れたように見えても地中で根はがんばって、いのちをつないでいる。
歩美もどこかにいて、魂は静かに生きていて、私たちは「歩美」を「根」として絆を育てていくのかな。
そんな風に思えたのでした。