コロナに翻弄された日々もまた、いつか過ぎゆく
まん延防止対策期間が3月6日以降“延長しない”ことが決まりました。「こころのともしび」も、解除以降は通常の活動に戻ろうと考えています。
「小さな一歩」の活動は3月に10年目に入りました。
活動開始後、ホームページに「月次活動報告」を毎月掲載してきました。
先日、「1月活動報告」をアップした際に、ふと、過去の月次報告を振り返り、読んでみました。
活動初期、「こころのともしび」を開設する前、広島教会に場所をお借りして、「こころを休憩する会」「自死遺族の希望の会」をコツコツと行っていた頃のつっこんだ思い入れ。
「小さな一歩」を広く知ってもらいたいと、色々なイベントをしていた頃。
「こころのともしび」開設後初期の“手探り状態”の頃、、、、
毎月毎日の思いがよみがえりました。
特に一昨年5月からは、コロナ感染との闘い、緊急事態宣言やまん延防止対策が発令されるたびに、活動を全自粛したり、一部開場したり、再開したり、また制限したり、、、、
真冬でも窓を開け、寒風が入り込む部屋でコートを着たままお話をしたり、、、
目まぐるしく変わる「コロナ感染」の隙間を縫うように、でも「『ともしび』を消さない」ように四苦八苦してきたんだな、、、と改めて振り返り、ため息が出る思いがしました。
でも改めてありがたく思うのは、どんな制限の中でも、少数でも、ゲストの方が来てくださったことです。
「こんなご時世だから、人と話す場所が極端に制限されているいまだから、『ともしび』がともっていることがありがたい」との言葉に勇気をいただいてきました。
いまの“第6波”が終息するのかしないのか、新たな“第7波”はどんな形で到来するのかしないのか、、、不安はつきませんが、何等かの形で「灯をともし続けていきたい」、との思いは変わることはありません。
何年か先、本当に「コロナ感染」が完全に終息したとき、改めて今のこの日々を思い出すのでしょう。
その時、「あの頃はこんなにたいへんだったね、でもあきらめなくてよかったね」と思いたい。
2022年03月03日 20:04