広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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活動の主旨と主な内容 ≫ 月次活動報告 ≫

活動報告

8月活動報告

こころを休憩する会

開催日:8月13日(日)

参加人数:7人
当日の様子:5人の来訪。7人で話しあった。
初参加の方の悩みに全員が耳を傾け、それぞれの経験を話に重ねた。
当事者ならではの経験に基づく話で気持ちを分かち合うことができた。
ご家族からの心理的虐待が根本にあり、精神的に不安定で生活不安も強い方、一方で精神障がいから引きこもり生活を送る子どもさんの生活のケア方、現在と将来が不安な親御さん。異なる立場から、お互いの話に耳を傾け、辛さを傾聴しあっていた。

 

自死遺族の希望の会

開催日:8月20日(日)

参加人数:4人
当日の様子:

初参加の方はなく、お互いに事情もわかり、気心も知れているメンバーで語り合った。
年月が経って整理できてきたこと、いつまでも変わらない悲しさなどをなごやかな雰囲気の中で語り合うことができた。

こころのともしび 活動実績

開所日:29日 来訪者:150人 
個室傾聴,電話傾聴回数:72回 (うち電話28回)

当日の様子:
ひんぱんに来てくださる方々同士の、肩の力の入らない午後の語らいを楽しむ光景が多く見られた。

一方で初来訪で傾聴を希望する方も多かったが(テレビを見た方、公共機関の窓口で紹介された、ネット検索で見つけたなど、認知経路は様々)傾聴の後に、慣れている方やスタッフが積極的に声をかけて、雑談の輪に誘ってくれたので、ゲスト同士の語り合いに、自然となじんで、気持ちをゆるめている光景がよく見られた。

会社の夏季休暇の期間に、ふだんは週末しか来られない方が来られ、なつかしい話をしたり、初対面の方とも会話を楽しむ光景は、8月ならではと思われた。

2023年09月14日 18:18

7月活動報告

こころを休憩する会

開催日:7月9日(日)

参加人数:7人
当日の様子:強い雨が降る中でも5人の来訪があり、6人で分かち合いを行った。初参加の方が少なかったので、なじみのメンバーで、雑談も交えながら気楽に話しあいをした。

スタッフが新たに始める語り合いの会「夜カフェ」の話題で話しがはずんだ。 また、初参加の方はスタッフと同じ職種に勤務している同士、いろいろな苦労話や内輪話で意気投合。就職活動中の方から、仕事のやりがいについて、また同僚との人間関係の難しさについても話題が盛り上がった。

 

≪精神科医のこころの相談会≫

開催日:7月16日(日)

参加人数:6人(来訪者5組5人,リモート相談1組1人)
当日の様子:

ともしびで5人、在宅でのZOOMで1人が相談をされた。通信不良など予期せぬアクシデントがあり、バタバタしたがなんとか無事に全員が話をすることができた。お話が終わった後もそれぞれがお互いの話を聞きあい、相談会以外の来訪者も交えてのんびりと過ごしていた。


こころのともしび 活動実績
開所日:29日 来訪者:168人 
個室傾聴54回、電話傾聴回数:29回 

当日の様子:7月4日にNHK広島「お好みワイド」の中で小さな一歩の「こころのともしび」が7分放送された。その反響もあったのか、初めての方からの連絡や訪問が増えた。10人近くの来訪があった日もあり、コロナ禍への不安が徐々に緩和されていることを感じた。自死遺族の初来訪も増え、長時間の傾聴に及ぶケースもった。ひんぱんに来られる方同士での会話、ときにはゲームで楽しんでいる光景も見られた。

2023年09月06日 19:56

6月活動報告

こころを休憩する会
開催日:6月11日(日)

参加人数:7人
当日の様子:5人の来訪。7人での話し合いになった。久しぶりに来られた1人の女性が男性に混じって参加したのでお話しがかみ合うか、開始前は心配したが、他の参加者が色々な声掛けをし、輪の中に入ってお話ができていた。高齢者の親族の介護や親族同士のうまいつきあい方やなどが相談課題として話題にのぼっていた。ヨガによるいやし効果を実践している人の話にも参加者が耳を傾けていた。
 

 ≪精神科医のこころの相談会≫

開催日:6月4日(日)

参加人数:6人(来訪者4組4人,リモート相談2組2人)
当日の様子:

ともしびで4人、在宅でのZOOMで2人と、途切れなく相談者があった。相談後も、夕方まで参加者同士が語り合っていた。

ZOOM環境が悪く、バタバタする場面もあった。

 

自死遺族の希望の会
開催日:6月18日(日)

参加人数:6人
当日の様子:

子どもや配偶者を亡くした方々が、亡くなった方との関係によってその後に抱える苦しみや、遺族同士の新たな傷つき経験も異なることなどを語り合った。

「その場」を直視してしまった方が、衝撃の強さを語られる言葉には重いものがあり、参加者全員が痛ましい思いで耳を傾けていた。また、その後にしなくてはいけない手続きで、心の傷が上塗りされた経験を語る方もいた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:163人 
個室傾聴,電話傾聴回数:50回 (うち電話20回)
当日の様子:

大雨の日もあったが、その中でも来て下さる人があり、ありがたい気持ちになった。

NHK番組制作のたたの前打ち合わせがあったり、カメラが室内で長時間回っていたり、と普段にないイベント(?)にざわざわする日も何日かあった。

コロナ規制が緩和されて以降、少しずつ「前から気になっていたのですが、コロナが気になって来られなかった」という新しいゲストも増えてきた。

同じ趣味を持つ人同士の出会いが偶然あり、趣向者ならではの深い会話や対戦を楽しんでいた。

2023年08月03日 11:48

5月活動報告

こころを休憩する会
開催日:5月14日(日)
参加人数:8人
当日の様子:6人の来訪者があり、8人で話し合った。初参加が1人。
初参加の方があり、分かち合いの前に傾聴。参加者の方から「自分の気持ちを文字にすると心が落ち着くことがある」と言われ、それをきっかけに、自分の気持ちを振り返り、整理する方法について話をした。退職を考えている方が、「ふだんの日の居場所を探している」とのお話しで、「ともしび」に気軽に遊びに来てもらったら、とお勧めをした。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
 先生のご都合により、6月4日に延期になった。
 
こころのともしび 活動実績
開所日:26日 来訪者:156人 
個室傾聴51回、電話傾聴回数:14回 
当日の様子:隣接していた会社事務所が4月末に完全撤去した。今まで隣接事務所との間にあった間仕切りをゴールデンウィーク中に撤去し、1階のフロア全面が「こころのともしび」になった。新しく増設した部分にはパソコン、WIFI、プリンターなどを設置し(前事務所からの譲渡)た。GW後に来られたゲストからは、開放感があるとおおむね好評である。少しずつパソコンを有効に使う方も増えてきた。
久しぶりに傾聴に来られた方もあり、それぞれの方の近況を久しぶりに聞く中で、ご自分で解決の道を進まれているお話を聞くと、我が事のようにうれしく感じた。
 
2023年07月20日 19:15

4月活動報告

こころを休憩する会
開催日:3月9日(日)
参加人数:7人
当日の様子:5人の来訪者があり、7人で話し合った。初参加が1人。
今までにもよく参加するメンバーでの話し合いだったため、気さくに本音トークを交し合った。職場における「今日信じられないような非常識なマナー違反」やパワハラ体質の会社の人間関係について、笑いや驚きも時に交えながら語り合った。
男性は男性なりに、女性は女性なりに「同性中心の職場のむずかしさ」が話題になった。

≪自死遺族の希望の会≫
開催日:4月16日(日)
参加人数:4人
当日の様子:
悪天候の中、初参加の方はなく、気心が知れたメンバーで、少人数だったが、肩の力が入らない話し合いができた。遺族の家族同士でも同じ気持ちになれなかったり、遠慮や傷つけあいもあることなど、本音トークの時間が持てた。久しぶりに来られた方の新生活の話も聞け、みんなで応援した。
  
 ≪こころのともしび 活動実績≫ 
開所日:25日 来訪者:118人 
個室傾聴30回、電話傾聴回数:24回 
当日の様子:
新しいスタッフが加わったり、役割が変更されるなど、一部新体制が始まった。
「ともしび」開業と同時に移転した、米山の会社が月末で業務を終了するために、清算や事務所の撤収作業などで荷物整理、大型荷物の搬出などバタバタし、落ち着かない雰囲気であった。
ゲストが少人数の日もあったが、ふだんはゆっくり話す時間がない方と雑談も含め、じっくりとお話をすることができた。
2023年07月20日 18:52

3月活動報告

こころを休憩する会
開催日:3月9日(日)
参加人数:9人
当日の様子:7人の来訪者があり、9人で話し合った。初参加が1人。
子ども時代からの親の否定的な接し方が大人になっても自分の人格形成に影響を与え、自己否定感が根強く残ること、不安定なこころの状態をどのように落ち着けたらよいか、など、「生きづらさを抱える複数の方の悩みは想いが一致し、深い話しができた。
また、自分の存在価値を認めるためには、レジリエンスや友人を持つことが大事、など心理についての深い話題で想いを共有しあうことができ、内容の濃い分かち合いになった。
 
≪精神科医のこころの相談会≫
開催日:3月19日(日)
参加人数:6人(来訪者5組5人,リモート相談1組1人)
当日の様子:
ともしびで5人、在宅でのZOOMで1人が相談をされた。相談の時間が終わっても、相談者同士がお互いの心の重さを語りあい、自然発生的に「分かち合い」が展開されていた。
  
 ≪こころのともしび 活動実績≫ 
開所日:29日 来訪者:153人 
個室傾聴46回、電話傾聴回数:24回 
食事提供数:113人
当日の様子:少しずつコロナ感染が落ち着き、気候もよくなってきたこともあり、多くの方が来られたり、久しぶりに来られた方同士で旧交を温める光景が見られた。
ランチの予約も、1日定員を上回る申し込みがあり、残念ながらお断りする日もあった。
新しいスタッフが参加されたり、食事担当スタッフが増えたりと、いい意味での変化が多かった。
新年度に向けて、新たなスタートで県外に離れる方が挨拶に見え、激励をしつつ別れを惜しんだ。
猫のジョゼが初めてのゲストにもよくなつくので、膝に乗せたままソファで談笑。「ジョゼさんいますか」と指名(笑)がかかることも多かった。
 
2023年05月25日 19:16

2月活動報告

こころを休憩する会
開催日:2月12日(日)
参加人数:9人
当日の様子:7人の来訪。9人でにぎやかな話し合いになった。「頭の中でいろいろな『すべきこと』がいっぱいになって、整理ができないこと」「暇になってはいけない、という脅迫感」「女性ならではの圧力」
「甘え方がわからない悩み」「死にたい気持ちがリフレインする」など、色々な課題で話しあい、各自が想いのたけを語り合った。
久しぶりに来られた方が、分かち合いの後の茶話会で出された話題に参加者が笑いながら応答する時間もあり、重苦しくなりやすい雰囲気が和らいだ。
 
 
自死遺族の希望の会
開催日:2月19日(日)
参加人数:11人
当日の様子:
初参加者2人を迎え、近年では大人数といえる参加者の分かち合いになった。
配偶者の自死の原因について、ご自分の言動を責める方のお話しは痛々しく、他の参加者からは共感する思いと、日が浅いご本人の心の傷の深さを心配する声もあった。
久しぶりに顔を見せてくれた方との再会、近況をお聞きし、元気で過ごしていることに安堵を感じた。
規定の時間を過ぎても多くの方が残って、それぞれに尽きせぬ思いを語り合っていた。
 
こころのともしび 活動実績≫

開所日:26日 来訪者:155人 
個室傾聴,電話傾聴回数:69回 (電話27回)
食事提供数 138食
当日の様子:
新しいスタッフが加わったり、調理スタッフ体制が変わるなど、新風が吹いた。
来訪者数が10人を超え、にぎやかな日もあり、ゲストがお友達を誘って来られたり、少しずつではあるが、「コロナ」感染数が下降線になってきたことも関係してか、明るさが戻ってきた。
女性が比較的多い中で、男性同士が意気投合して楽しむこともあった。
バレンタインデーにはスタッフ手作りチョコを皆さんが喜んでいた。
シェルターから独立した方々から、元気な近況をお聞きすることもあり、再会を喜び、安堵した。
2023年04月13日 18:46

2023年1月活動報告

≪こころを休憩する会

開催日:1月8日(日)
参加人数:8人

当日の様子:6人の来訪者があり、8人で話し合った。初参加が1人。
初参加の方も交え、ストレスについての悩みや人間関係の難しさについてそれぞれの経験と思いを語った。座禅や東洋の心理療法について、また薬の功罪について、きさくな雰囲気の中で話が盛り上がった。ご自身も当事者の会を主催されている方が見学に来られ、他の方への質問も交えて積極的に発言をされていた。
 
 
≪精神科医のこころの相談会≫

開催日:1月15日(日)
参加人数:4人(来訪者2組2人,リモート相談2組2人)

当日の様子:
ともしびで2人、在宅でのZOOMで2人が相談をされた。時間切れストレスもなく、それぞれの方が十分に時間を使って相談することができた。在宅からアクセスする方への誘導もスムーズに運んだ。
相談が終わった方が、お茶を飲みながら、クールダウンをする中に、相談者以外の方も来られて雑談に加わり、笑いも交えた交流会になっていた。
 
こころのともしび 活動実績

開所日:28日 来訪者:126人 
個室傾聴36回、電話傾聴回数:27回 計63回
食事提供数:116人

当日の様子:年末から年始にかけて、コロナ感染が急拡大し、警戒が強まる。ゲストさんからも、ご本人や近親者が感染したことや後遺症が辛いことなどが多く話題に上る。また、24日には大雪が降るなど、厳しい年明けになったが、厳しい状況下で、何か月、何年ぶりに来られた方が来られ、体や心が回復したことや、元気に過ごしている近況をお聞きする、うれしい再会も多かった。
 
 
2023年03月21日 18:26

12月活動報告

 ≪こころを休憩する会≫ 
開催日:12月11(日)

参加人数:5人
当日の様子:7人の来訪。初参加の方も積極的に話し合いに参加された。参加者の事情や背景もまちまちのため、進行の方法が心配されたが、まとまりのある話し合いができた。主なテーマは「気持ちの切り替え方,リフレッシュの方法」「ぐるぐる思考からの抜け出し方」「自分の話が大げさに聞こえて他人

に理解されにくいこと」「自分磨きの方法」「言われたことをすぐに忘れてしまうことの悩み」など。テーマに沿ってお互いの想いを活発に話すことができた。

クールダウンの時間は趣味のスポーツのことや、知っているプロ選手のエピソードなどで楽しく盛り上がった。

 

自死遺族の希望の会
開催日:12月18日(日)

参加人数:5人
当日の様子:

1時から新しい参加者の傾聴。亡くなってまもない方が、その背景や直接の原因がわからず、気持ちの整理ができず苦しんでおられ、かけられる言葉がなかった。

分かち合いには、何度か来られる方が参加し、事情がわかる人同士で、くつろいで心を開いた話し合いになった。旧家のしきたりがきびしく、亡くなった後もそのことで苦しんでいる方の話は、経験していない人間には驚きと、「自死」の悲しみに加えて回りの親族とのつきあいでも二重に苦しむ方もいることを改めて思い知らされた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:28日 来訪者:137人 
個室傾聴,電話傾聴回数:54回 (電話23回)
食事提供数 131食
当日の様子:

ランチを希望する方が増えてきたが、コロナ対策で人数制限をしているため、予約をお断りすることもあった。また、感染再拡大の中、「黙食」を推奨。談笑しながらの会食が実現せず申し訳ないと思う日もあった。一方でゲストから高級食材や珍味、旅行のおみやげなどの寄付があり、大喜び。マスクの隙間からいただき。みんなで喜びあっていただくこともあった。

2023年03月09日 18:42

11月活動報告

こころを休憩する会

開催日:11月13日(日)

参加人数:6人
当日の様子:4人の来訪者があり、6人で話し合った。初参加が2人。

開始直後は少人数で軽い雑談で始まったが、途中から参加者が増え、個々の想いが活発に交わされた。
人間の欲望(お金や物品の満足を超えるもの)について~AI社会でのヒトとしての生き方について話したり、希死念慮が突然強くなったときにどうしたらいいか、という問いかけに参加者がそれぞれの経験や想い、考え方のヒントを語ったり、と深い話し合いもあった。

 


精神科医のこころの相談会≫
開催日:11月20日(日)

参加人数:4人(来訪者2組2人,リモート相談2組2人)
当日の様子:

ともしびで2人、在宅でのZOOMで2人が相談をされた。
前回までは無料プラン時間範囲内だったため、時間切れストレスがあったが今回は十分に時間が使えた。
ZOOMに不慣れなために自宅~ともしび~先生の遠隔アクセスが滞るストレスは多少あるものの、コロナ感染予防のために外出が怖い方、公共交通にためらいがある方も直接精神科医のカウンセリングを受けられることは大いに意味があると感じた。

 

こころのともしび 活動実績
開所日:30日 来訪者:154人 
個室傾聴45回、電話傾聴回数:34回 

ヒーリング:13人

食事提供数:126人

当日の様子:

コロナ感染予防のためにランチタイムは上限人数が6人。
「できるだけ黙食で」と、制限の中が続いていたが、ご希望の方が少しずつ増え、「定員になったので、、、、」とお断りする日もあり、残念であり、申し訳ないと思った。パーテーションに遮られず、楽しく語り合いながらお食事する日が早く来ることを祈る。

新しい来訪者が増え、「ともしび」の雰囲気や交わされる会話もリフレッシュ、新鮮に感じられる日も増えてきた。

2023年01月13日 11:33