心からの声にわがままになろう
昨年の年末ごろ。
「小さな一歩」の設立準備をしていた頃は、
「こんな小さな集まりを世の中の人は気づいてくれるだろうか」と
とても心配だった。
「仮にどんなに、志があって、よかれと思って『していても』、
それが“知られることなく、必要な人に届かなかったら”
それは『していない』に等しい」と思っていた。
だから、存在を知ってもらうことにいつも頭を悩ませてきた。
色々な講演会やセミナー、集いにも自分から参加してみた。
閑散として、参加者が身の置き場がないような会も中にはあったが
主催者が信念を持っている会には感動させられた。
そういう機会を経験して、逆に思ったこと。
「人を『集めること』にこだわることはやめよう」。
集まった人数や規模は、その会の価値と、必ずしも等しくない。
伝えるワザに長けているかどうか、
目につきやすい仕掛けがうまいかどうか、
そんな違いにすぎないことも多い。
志がない活動に多くの人が集まってもそれはあだ花にしか過ぎない。
幸いにも今年、小さな一歩の分かち合いで得た「出会い」は
これからの「小さな一歩」の核となり、原点となるものだった。
分かち合いの参加者の方々、
シンポジウムなどで応援して下さった方、、
会の広報を後押しして下さった方々。
今までのどの1年より、中身の濃い出会いがあった。
だからこそ
来年は、自分が心から求めていることをしよう。
私自身が聞きたい人を呼んで話を聞き、
自分が訴えたいことを正直に訴えよう。
多数の支持があるかどうかは、あくまで結果。
伝えたいメッセージを理解し共感する人がいれば、数は問題ではない。