広島の自助グループ 「NPO法人 小さな一歩・ネットワークひろしま」

自死遺族支援、自死(自殺)防止のための支え合い

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ブログ風 日々のつれづれ

広島女学院大学 チャペルアワーでお話をしました。

 広島女学院大学は、キリスト教系女子大学で
私が通う広島教会とは、同じプロテスタント系で、以前からつながりが深い大学です。
7月の「自死問題シンポジウム」の際にも、惜しみない協力をいただきました。

その広島女学院から「チャペルアワーでお話をしてもらえませんか」とお声かけがあり
今日がその日でした。

今まで何度か人前で話をしましたが、女子大生(200人くらい?)を前に話をするのはは初めてですし、
広い講堂でもあり、とても緊張しましたが、
みなさんがとてもまじめな表情で聞いてくれて、メモをとりながら聞いている学生もあり、
ホッとしました。
 講義の後、講師控室に話をしに来てくれた学生もあり、緊張の中にも充実した時間でした。

  講義の粗原稿(pdf)

今まで、講演会やシンポジウム、新聞記事など、いろいろな場所をいただいて
娘の自死について、その後の「小さな一歩」の活動や私の想いについて語ってきましたが

信仰の面から話をしたことはありません。

でも、私が暗黒の闇から起き上がることができた、“はじめの一歩”は、
キリスト教の「永遠の命への信仰」がそこにあったから。
なければ何も生まれていなかった。

それを改めて、思い起し、声を大にして言いたくなりました。

日本は宗教(というか純粋な仏教や神教以外?)に対して冷たい国です。
特にキリスト教は、歴史的にもそうだし、
やっと市民権を得たのち、現代に、キリストの名を語ったカルト教集団のせいで
「なんとなくうさんくさい」視線がぬぐいきれない。

「小さな一歩」も、教会を会場に使っていると
何度となく、
「宗教を強要しないのか」「聖書を読んだりしないのか」「なんで教会でやるのか」など聞かれます。
教会の方がそれを気遣ってくださり、会場貸しだけで、「そっと見守る姿勢」を貫いてくださっっています。

「はい、宗教活動は一切していませんけど。」
「それが何か?」と思うこと、ままあり。

今日はいままでと違った意味で私の2年半の心の道のりを思い切り話せて大満足でした。




2013年11月12日 15:01

色々な反響をいただきました

記事掲載ページ「中国新聞掲載記事」

PDF版も開けます

自分の名前や顔が新聞に出て、
  
自分の考えを語る、ということは3年前の自分には考えられないことでした。
このように活字になっていると、自分が自分でないような不思議な感覚にとらわれます。

記事で紹介されたように、
集まった人たちが一人も期待を裏切られることなく
「ここにくれば心がやすらぐ」「想いのたけを話して楽になれた」
と思ってもらえる場であるように、
まだまだ、すること、考えることはたくさんあるのだと改めて思いました。

新聞を読んでお電話をいただいた方の中には、心に大きな傷を持っていて
「分かち合い」に関心がある人もあり、
そのような方々にとって
この会との出会いが、回復のための「小さな一歩」でありたいと思います。
2013年11月07日 17:52

中国新聞に投稿記事が載ることになりました


 いつも何かと支援をいただいている中国新聞「洗心」(毎週月曜日)欄の記者の方に

 以前から「ページに投稿しませんか」と勧められたものの、
 内容がうまくまとまらず、ぐずぐずしていたら
  
  「●月●日の紙面に間に合わせたいのだけど」とやんわりおしりを叩かれ、何とか粗原稿を出しました。

 
 相手はプロですから、私のもたもたした文章をきちんと整えてくれます。

 でも、あまり整えすぎて、肉声(肉想い?)が消えそうなところは、
 私の気持ちを十分にお話して再度修正のキャッチボールを交わしました。

 そんなことを何度か繰り返し、なんとか校了に間に合いました(^_^.)

 来週の11月4日(月)に掲載されるそうです。

 もし記事を読まれる方がいたら、先に言っておきますが、私は記事で書いているような
 清く正しい行いをするような人間ではけっっっしてありません。。。(>_<)
 失言もするし、気働きも足らないし、独りよがりなところもあるし。。。。

 というような葛藤を抱えているときにちょうど、
 全国自死遺族連絡会の田中会長と電話をすることがあったので、弱音を吐いたところ、

 「いいのよいいのよ、はじめはそれで!
 そうやって、本当の自分より立派なように『誤解して』もらっていると、
 本当の自分がそちらに近づこうとがんばるようになるのよ!」


 さすがだな~。
 


2013年11月01日 17:27

「居場所づくり」に取り組む団体の「実践発表会」

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 先日、広島市東区総合福祉センターで開催された
 「ここが私の居場所です!」
 
 ~社会的課題に取り組む地域福祉活動 実践発表会~

を見学しに行きました。

・さくらサロン(戸坂学区常設型の地域交流サロン)
・男の料理サロン“わっはっは”(狩留家地区)
・みんなが竜馬塾・基町校
  (課題を持つ子どもたちの居場所、体験)
・亀崎ひろば・たんぽぽのわたげ
 (障碍者就労。無農薬野菜、自然食品販売)
・もったいないおばさんのたまり場
 (中区基町。一人暮らしの方のたまり場)
・赤とんぼ子育て広場
(安佐南区沼田町。毎週子育て中の親子が集う。)
・カレーカフェ・土曜モーニング(安佐南区伴東)
・ら・ふぃーとHOUSE
 (美鈴が丘の地域コミュニティスペース)
・高陽ニュータウンのまちづくり
 (高陽団地内、放課後児童クラブ、高齢者世帯支援)
・反貧困ネットワークほっとサロン
 (中区。生活相談、おしゃべり、食事会)
・勇気と希望で仲間を作る会
 (路上生活者支援、集う場としての食事会)
・河原町のおうち・古田のおうち(弧食高齢者、高齢出産ママへのランチ提供や交流広場)


 11団体が参加し、地域住民、一人暮らし高齢者や障碍者、引きこもりの若者、生活困窮者、
 子育て中の親子など「ほっとくつろぐ場所がほしい」「同じ困りごとや生活課題を持つ人と交流したい」という人に集う場所を提供したり、生活支援活動をしたり。
 

 それぞれの活動を発表し、思いを交換していました。
 「食」を通じてつながりを作っている団体が多く、やはり「同じ釜の飯」は偉大だな、と思ったり。
 お話を聞いて「仲間っていいな~」と思いました。
 さまざまなボランティア活動に参加している方々は活動自体をとても楽しんでいるように見えました。
 「小さな一歩」も、気軽に仲間が集まってご飯を食べたり、お茶を飲みながら雑談するような
 フリースペースがあるといいな~
 などと、欲張りが出てしまう私でした。

  広島市社会福祉協議会の鈴川福祉課長にご挨拶したら、
  いきなり指名されて壇の上に呼ばれ、「小さな一歩」のPRをすることに。

 こんなつもりではなかったものですから、しどろもどろでろくなPRもできない自分が恥ずかしい。
 
2013年10月28日 17:41

生き方を問い直す秀作映画が広島市内で上映されます

 今日、とある異業種交流ランチ会で出会いのご縁があった方が、
 個人で秀作映画の上映の主催者としてがんばっているので
 小さな一歩として応援したいと思いました。

 上映会場はどちらも「広島市西区文化センター」です。

「祈り~inori」映画紹介

 【ストーリー】
 太古の昔から人類は祈り続けてきた。日本でもお正月には毎年9000万人以上の人々が
 初詣に祈りを捧げている。この祈りに科学のメスが入り始めている。

 その研究の最先端を欧米の科学者達と共にDNA研究の権威、
 筑波大学名誉教授 村上和雄氏が解き明かしていく


 11月4日(土)西区民文化センタースタジオ(※12月28日にも上映予定あり)

 3回上映 ①10:30~ ②14:00~ ③17:00~
 

   入場券:前売り:1500円、当日1800円

  
クリスチャンの私は、毎日自宅で、週に1回は教会と墓前で「祈り」をささげています。
 
 

  それだけに、「祈る」行為が自分の気持ちにもたらす、気持ちの確認といやしの作用
  は、人一倍実感しているので、ぜひ見たい映画ですが、
  残念ながら、11月4日は用事があって見に行けません。12月28日に上映
  があればぜひ見たいと思います。

 

 ◆お問い合わせメールはこちら↓◆※末字の\を削除。 baiyan8008@yahoo.co.jp¥

◆主 催◆
 自主上映の会ひろしま☆10000 (小林@ばいやん)http://ameblo.jp/hapybayan88/


 「降りていく生き方」映画紹介

  この映画は、全国で200人以上の「新しい生き方」をしている方々に行ったインタビューをもとに、
  作品のストーリーが作られました。
  テーマは「これからの『生き方』。」
  映画のモデルには「奇跡のリンゴ・木村秋則さん」や「べてるの家・向谷地生良」さんもいます。
  「自然環境」「発酵」「いのち」「まちづくり」。。。多くの領域で
  いままで誰もしなかった、しようとしなかった生き方を切り開き、貫いている方が
    作品のモチーフとして多くとりあげられているそうです。

 「この映画を見て自殺を思いとどまった若者もいます!」とチラシに書かれていました。
  
 広島では
 11月30日(土)13時~(12時半開場)西区民文化センターホール
 
にて、初めてで1回限りの上映会があります。

 入場券:前売り:1500円、当日2,000円

 広島上映の主催に立ち上がった方は
    いままでの自分の人生を見つめ直し、数々の自主上映を通して、
    これからの生き方を見つけようと動き出した時、映画「降りてゆく生き方」の噂を聞き、
   そのコンセプトや作品に惹かれ、自らも他の地域の上映会へ足を運び、
   非常に感銘を受け、上映を決意されたそうです。私は観に行きます。

     広島上映会の詳細や前売り券購入についての詳細はコチラ

   PDF版「映画チラシ」はコチラ
  
 
申し込み先:
  メール:hsm@nippon-p.org
     電話:070-6693-4821(小林さん)

 
  

2013年10月24日 17:08

フォトギャラリー

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居場所が決まりました

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 以前このブログでも書いていましたが、

 亡くなった愛する人の写真をもとに、ストラップ人形を制作してくれる

 「LifePower」さんの
「大事な人の面影写真をもとにマスコット人形を作ります」。
 から、娘の人形が送られてきました。

 
 私の一番気に入っている娘の写真をもとに、

 当時身に着けていたマントやスカート、イヤーマフ、ブーツを
 小さい人形にきちんと再現してくれて、
 手元に届いたとき、思わず声を失ってしまうほどでした。

 いつも身に着けておきたいのだけど汚れるのもいやだな、とどこに置こうか考えていましたが

 かばんのポケットに入れて持ち歩くことにしました。

 2年前には、娘と家族とペットが集合しているシーンを絵に描いてもらいました。

 その絵は自宅の壁に飾るとともに、撮影した写真をアイフォンで持ち歩き、

 ホームページのアイコンにも使っています。

 
 こんなふうに、いつも共にいてくれる、そばにいる、と思えることは
 私自身がきちんと生き続けるための糧になります。

 小さな一歩の活動について、心ない中傷もあったけど、

 娘がいつもそばにいるのだから、がんばろうという気持ちになれます。
2013年10月21日 13:42

こんな「記念日の悲嘆」もある


 娘が自動車販売会社で働いていた頃に彼女を通じて買った車が初めての車検を迎える。
 買うときに、娘の職場に行き、カタログや見積書、カラーサンプル、実車の試乗などをしながら
 張り切って営業している娘のたのもしい姿を見た。

 そのときの声や姿、言葉が思い出される。

 勧められてJAF、任意保険、会員カードに入った。多少でも営業成績になればと思ったから。

 今でもそれぞれからDMが来るたびに娘のことを思い出してきた。

 「ママ、この前加入したあのカード、使ってる?ポイント貯まると定期点検なんかにも使えるんよ。」
 と言った明るい声がDMが来るたびに耳によみがえる。
 

 先日、職場の人から遠慮がちに連絡があった。

 購入時に加入した3年間のメンテナンスパックを一度も使っていないので返金します、とのことだった。

 娘が在職中、とても親切にしてくれた先輩。会ったこともあった。

 その人には罪はない。会社も、その職場にも恨みはない。

 ただ、その職場の人間関係が死につながった。どうしても辛い気持ちしか浮かんでこない。

 忘れたい、もう構ってほしくないと思う。

 車はポンコツになっても乗り続けるだろう。娘が車の中に残していった化粧水のボトル。ぼろぼろになっても捨てはしない。

 でも、もう、K市の職場のことは葬りたい。 
 
 

2013年10月11日 19:22

神様は1人1人に天使を遣わしてくれるはずなのに


 
 
 子どものときに、親から愛を与えられず、

 
  「お前なんかいない方がよかった」と言われてずっと、自己否定の中で生きてきた。

 他人とかかわりたい、つながりがほしい、と願うあまり

 誰に対しても、自分の想いをぶつけることができず、相手の心の中ばかり気になって

 一生懸命相手の心を理解しようと努力するあまり、他人のネガティブ思考を自分の中に過度に取りこんでしまうために、
 それが原因で、身体に激しい痛みが生じるストレス性の身体障害を持っている。
  

 働くことも、ボランティアをすることも、友人を作るために交流の場に出ることも、
それがゆえに、医者から禁止されている。

 いまは、障碍者年金と生活保護で生計をたてながら、投薬治療で健康を維持をする生活。
  平均寿命の半分しかまだ人生を歩んでいないのに、「自分はもうこれでいい」と言われる。

 「それでも、あなたのような方に会えて、お話ができてよかった」と言われる。
 

 神様、私はこの間、教会で、

 神様は、私たち1人1人に、天使を遣わせてくださっていて、
 苦しいときや危険なときは、神様がその天使を通じて、私たちを守り導いてくださっている、
 と聞きました。

 「小さな者が1人でも軽んじられないように」御国から御顔を向けてくださっていると聞きました。

  では、神様、その方のもとには、天使を遣わすのをお忘れになったのですか。

  その方に遣わした天使は、あなた様にこのような小さき者のことを伝えていないのですか。

  どうぞ、忘れないでください。もう一度、この人に御顔を向けてください。


  私は祈ることしかできない。
  
2013年10月09日 00:12

大切な人の面影を人形にしてくれます


 
 7月の「自死に関するシンポジウム」で登壇してくれた、

 自死遺族の友人が「イキル応援プロジェクト Life Power」という活動団体を立ち上げ、

 生きづらさを抱えた人たちの支援とネットワークに頑張ろうとしています。

   「イキル応援プロジェクト Life Power」

 
 
 
 自死遺族も、自死念慮に苦しむ人も、ブログやSNSで「想いを吐露したり」、
 実際に「自分がやりたいこと、できること」から社会参加をし、生きがいを探していくための手助けをしようというプロジェクトです。

 電子書籍やメンバーが作った作品を販売し、その収益を本人に還元して「生きるよろこびを実感していこう」というもの。

 彼女はクリエイティブな人で、ホームページもすごく素敵だし、
 プロジェクトの発想も新しいし、
 自分の「作品」を実際に作ることができるところが、すごいな、と思います。
 手先が不器用でデザインのセンスもない私にはうらやましい限りです。

 そんな彼女がいま発信しているのが

 「大事な人の面影写真をもとにマスコット人形を作ります」。

 
  写真を送ると、その人に似せたストラップ人形を手作りで作ってくれるそうです。

  私もいまから頼んでみようと思っています。できあがったら公表します。


  

 
2013年10月04日 19:27